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投票率、半分以下。

712回目です。φです。

とっても、とってもとーっても賑やかだった選挙カーは去りました。ようやく音に悩まされずにやっていけそうだな、と思った頃に、選挙の結果を知りました。私が投票した人落ちたー良いと思ったのになー。そんなことを思っていました。

まぁ別に私が「これは不正が起こったに違いない!」と怒るわけでもない。ああ残念、とは思うけどね。気になったのは、投票率。

投票率はなんと半分以下。50%を切っていたわけで。こっちに私は驚いた。半分以下って。半分以下?

私にとって、選挙は”義務”である。権利を渡された瞬間から、私は自分の意志で国の未来を担う人たちを選ぶ。自分のためにも、みたいな。参加せずに文句は言えないしね!

そんなこんなで、かれこれ20歳以降選挙投票を欠かしたことはない。自分以外に、自分に近そうな世代を見たことはないけれど。大体周りはお年寄り。と連れ添いの方っぽい人。

私が見つけていないだけかな、と思っていたけれど、まぁそれは違うということが分かってしまった。実際に投票していないんだろうな、と思う。世代別の投票率なんて分からないから、私の推測は合っているか間違っているか分からないけどね。

そういった背景があるからこそ、政治家は若い人向けの政策をしなくなる。投票率を稼げる世代向けの政策を並べて、いかに自分を支持してもらうか、に目を向ける。これからを生きる世代のためを思って行動する人もいるだろうけどね。けれど現状、その人たちは票を集められないだろう。

参加している人にはちょっと悪い言葉になってしまうかもしれない。でも、正直自業自得、とも言えてしまうのだと思う。若い人にとって不利な政策って。本人たちが政治に参加しないのだから。

きっと若い世代の投票率が上がれば、政策だって変わってくるだろうと思う。そうしないと政治家人生も危ういのだから。

ここでは私は”政治家”と書いたけれど、正直なところ”政治屋”と書きたいという気持ちもあったりする。最近の発言とか行動とか、色々見ているとねぇ…宴会したり暴言吐いたり差別的なこと言ったり…一部の人間だ、と言い切りたいものです。

今でこそ安定した高い投票率を誇る北欧や欧州の国々だけど、注目される前は日本に近かったのだそう。若者は選挙なんて行かないし関心もないし。環境とかもそこまで考えていなかった、男女平等も。

彼らが足並みをそろえて、すべての世代で真剣に国の未来を見つめたからこそ今があるのだと思う。理想的な国だとか、住みたい国だとか言われるようになったのは、自然発生ではなく、彼らの努力の結晶だ。

日本はいつになるのだろう?

これは別の国だし、極端な例になるだろうけれど。日本を囲む国々は、トップが法律を変えています。自分が長く政権を持つことができるように。また用意周到なことに、もし彼らが政界を去っても、逮捕できないようにしている。よくもまぁここまで考えたこと、と感心してしまうくらいに。

それはいつ日本に起こるか、誰も分からない。選挙に行かない人が増えて、いつの間にか政治への関与としての選挙権が奪われたら?

そのとき、すでに私たちにトップを選ぶ権利も、自分たちの未来を変える権利もないわけです。気づいたころにはもう遅かった、なんてありえない話ではない。

自分の一票が国を変える、という重大な責任感を持たなくてもいい。まずは参加しているという意思表示が必要。政治家に「若い人ってこんなに参加しているのか」と思わせることが大切なのです。

日本も、政治をきっかけに変わってほしいものです。これは小さな場所での選挙の話だけど、投票率50%以下は低すぎる。参加しようね、政治に。


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