ふぇるかど

多趣味ゆえにどれもあまり大成していませんが、好きなゲームミュージックと漫画についてであ…

ふぇるかど

多趣味ゆえにどれもあまり大成していませんが、好きなゲームミュージックと漫画についてであれば、ひと晩くらいは語れるかもしれません。ゲームサントラ愛好会No.128、サントラ部No.23。レイフォース大好き。ポータブルオーディオマニア。

最近の記事

final MAKE1を毛糸でチューニングしてみる 完結編

前々回、前回と、final MAKE1を毛糸でチューニングする方法をご紹介してきました。 そして、試行錯誤の結果、ようやく私が求めていたチューニングにたどり着くことができましたので、その方法をお伝えしようと思います。もちろん、これまで同様に毛糸を使います。 チューニングの目標前2回と同様に、可能な限り低域の音を引き出すことを目標にチューニングを行ないます。BAドライバはどうしても低域の表現が弱くなるので、そこをできるだけ補おうというわけです。まあ、単に私が低域好きだという

    • final MAKE1を毛糸でチューニングしてみる Part2

      前回はウールの毛糸をフィルターにしたMAKE1のチューニング方法をご紹介しました。 今回はそこからさらに踏み込んで、毛糸の素材ごとの特徴を分析して、どんな毛糸がフィルターに最適かを探っていきたいと思います。 素材についてまず、今回試すことができた毛糸の素材は ・ウール ・コットン ・シルク ・アクリル の4つです。 以下、それぞれのフィルターとしての特徴を試せた範囲で述べていきます。 ◇ウール 前回の記事で使用したのが、ウール100%の毛糸でした。ウールは、音導管に

      • final MAKE1を毛糸でチューニングしてみる

        承前事の始まりは、先日秋葉原の final STORE を訪れた時に聴かせていただいた「猫の毛MAKE1」でした。これは、スタッフのナタリーさんが飼っていらっしゃる猫の毛を音導管フィルターに使ってみたという、ユニークなチューニングを施した MAKE1 でした。ネタかと思いきや、実際に試聴してみるとこれがなかなか侮れないものがありまして、多少能率が低くなるのですが、BA らしい高域の伸びがある一方で低域の量感も増しているという興味深いものだったのです。例えるなら、ちょっと fi

        • 「ゲーム音楽ディスクガイド」への異論

          去る2019年9月21日、新宿で「ゲーム音楽ディスクガイド」発売記念トークショーが開催された。このトークショーでは「ゲーム音楽ディスクガイド」の執筆陣(以下「彼ら」と表記する)から様々な話を聴くことができたのだが、終了後の帰り道でどうにも拭えない違和感を感じたので、それらについて述べてみたいと思う。 (そういうわけで、以下の文章は件のトークショーのレビュー記事ではない。そういう内容を期待された方はここでお戻りになっていただいて構わない。) トークショー全体の印象として感じた

        final MAKE1を毛糸でチューニングしてみる 完結編

          『ゲーム音楽ディスクガイド』レビュー

          遅まきながら、「ゲーム音楽ディスクガイド」を入手することができた。 大変よく出来た本なので、ゲーム音楽マニアのひとりとして、簡単ではあるがレビューなどをしてみたいと思う。 序文から抜粋すると、本書は ゲーム音楽の歴史に散らばる何万枚ものサントラ盤やアレンジ盤から、これはという名盤たちを「音楽的な」観点から選び抜いた、ありそうでなかったディスクガイド本である。 ということである。 実際、ゲーム音楽(個人的には「ゲームミュージック」という表現が好みなのだが、本書のタイトル

          『ゲーム音楽ディスクガイド』レビュー