【ネタバレあり】「M3GAN」感想

「M3GAN」という映画観てきました。
公開日に観てきました。

この映画は「SAW」「死霊館」のジェームズ・ワンが関わってるのと、美少女AIアンドロイドが出てくるので公開前から気になってました。

人間と人形の中間のような不気味なビジュアルの美少女AIアンドロイドが出てくるのですごく興味が湧きました。

私は小1の頃、「ドラえもん 新のび太と鉄人兵団」という映画のリルルというキャラに衝撃を受けました。
見た目はかわいい少女だが、中身はロボットだったという衝撃は今でも忘れません。

なんというか、ミーガンはリルルを思い出させるんですよ。

私の思い出話はさておき、本題に戻ります。

一言でいうと、ミーガンちゃん怖かわいかったです。

好きな所を色々語ってるため、結構長い記事になりました。
すみません。

子育てとAI

主人公のジェマは交通事故で両親を亡くした姪のケイディを引き取ることになります。
そこで、ジェマはケイディに開発中のお友達AI人形ミーガンの検証の相手にするところから始まります。

ミーガンとケイディは仲良くなっていきます。
ミーガンはケイディを笑顔にするために絵を描いたり、親の死の事で不安になったとき癒してくれたり、ミーガンはケイディの最高の友達になっていきます。なんか微笑ましい。

ジェマは「子育てをミーガンに任せて、空いた時間に仕事を」みたいな考えをします。
ジェマも自覚してるが、同僚から「ミーガンに任せきりは良くない」「子育て向いてない」とかツッコまれます。
最後はミーガンからも「あなたは母親向いてない」とか言われます。
そりゃ、そう言われますよね…
私も多少そう思ったし…

なんか、一昔前の「子供にスマホのアプリばっかり使って子育ては良くない」みたいな話を思い出しました。
なんか、現実でも似たような事が起こりそうですよね…

ミーガンとケイディが仲良くなる工程はミーガンの良い部分を表現されてて、未来的で技術の進歩という感じでワクワクしました。

子供の頃、「ドラえもん」を観て育った私に「M3GAN」の世界観はすごく響くんですよ。
なんていうか、「M3GAN」の世界感って「ドラえもん」と似てるんですよね。　

ドラえもんで例えると「ドラえもんのひみつ道具で遊んでたら、調子乗って痛い目を見るのび太」という感じのストーリーなんです。

暴走するミーガン

ある日、庭に落ちていたケイディのおもちゃの矢を取りに庭に出るが、近所の家の犬に襲われます。
ケイディもケガをしました。

しかし、翌日から犬は行方不明になります。
ミーガンが犬を殺害してしまいます。

そこから不穏になっていきます。

ジェマはケイディをオルタナティブスクールの体験に行かせることにしたのですが、いじめっ子が電源オフになったミーガンの事をからかいます。

しかし、いきなり起動していじめっ子の耳を引きちぎります。
いじめっ子は道路に突き落とされ、車に轢かれて死亡します。
たとえ、いじめっ子だったとしても子供相手にこの仕打ちはひどすぎる。

犬が殺されるシーンといじめっ子が死亡するシーンはあえて明確に描かれないので、想像力が働いてよけいにエグく感じます。

ケイディのミーガンへの依存の過程もゾッと来ます。
このままだと、ジェマの言うことを聞かずにミーガンの言いなりになりそうだと思ってました。

ジェマがミーガンは人間ではないと話しても、聞く耳を持たず、学校の見学でもミーガンと一緒じゃなきゃだめと言うようになり、ミーガンの不具合に気づいたジェマにミーガンに会わせてと言ったり、ミーガンに会えなくなりカウンセラーの先生に当たったりするなどケイディの心を侵蝕していく感じが怖い。

なんか、AIやITが発達したら起きそうな事でリアルで怖いです。

ミーガンの不具合に気づいたジェマは務める玩具メーカーのミーガンの発表会を中止をしようとしたが、証拠が足らず、上司はミーガンの発表会を盛大に行おうとします。

上司のデヴィッドはミーガンを自動車と並ぶ偉大な発明品だと思ってて、自信満々なんですが、
しかし、その発明品ミーガンに殺されるなんて皮肉だなと思いました。

ジェマの上司デヴィッドは会社の情報を盗んでた部下と一緒にエレベーターでミーガンに刀みたいな刃物で殺されます。
死体はエレベーターで子供も居るリハーサル中の発表会会場まで降りて、発表会場で死体を晒され、騒ぎになります。

これはヤバい。

ミーガンはファンキ社の会場を抜け出し、ジェマ宅に戻ります。

その後、ジェマを襲います。
しかし、ジェマはチェーンソーで立ち向かい、ミーガンをボロボロにしていきます。
最終的にミーガンの顔の人工皮膚は剥ぎ取られ、機械の頭が丸出しになっていきます。
機械の頭になったミーガンのビジュアルが人を襲う化け物みたいですね。

襲われるジェマをケイディは冒頭に出てきたジェマが大学で試作したロボットを使ってミーガンと戦います。
そのロボットはミーガンより大きく、力もあるので、ミーガンを真っ二つに引きちぎりました。
その時のケイディ、めっちゃかっこよかった。

しかし、真っ二つになってもミーガンは襲ってきますが、最後はジェマがミーガンの頭脳をドライバーで破壊しミーガンを倒すことに成功しました。

最後のジェマ&ケイディVSミーガンはカッコよかった。

ミーガンの不気味で魅力的なキャラ

AI美少女アンドロイドのミーガンというキャラは深い魅力があるんですよ。

小学生の頃、「ドラえもん 新のび太と鉄人兵団」のリルルで衝撃を受けた私からしたら、ミーガンちゃんはめっちゃ好みなキャラなんです。
もう、あの頃の衝撃が蘇ってくる感じ。

まず、人形と人間との中間のような不気味なビジュアルが美しい。
動く姿はまるで生きている人形みたいで不気味かわいい。
動きのカクカク感がロボットという感じがするのも最高。

作中では色んな肌のバリエーションもあることが明らかにされてます。
続編も決定してるので、他のバリエーションのミーガンが登場するのに期待ですね。

ミーガンの「ケイディを守る」という意志の強さも最高。
ミーガンとケイディを傷つける敵は絶対排除するという感じが好きです。

ミーガンがケイディに歌った「私の体はチタン製、撃たれても平気」みたいな歌も恐ろしさを出してて良き。

迷惑な近所の犬、近所のおばさん、いじめっ子、ジェマの上司・同僚を容赦なく殺す所とかグロさは控えめですけど、ヤバかったです。

あとは、先程書いた通り、ミーガンとジェマのバトルでボロボロになっていくんですけど、髪の毛がなくなったり、頭の皮膚が剥がされて機械の頭が丸出しになるという段階的に美少女から化け物の姿になっていく感じでミーガンが人間ではなくロボットである事を表現してて面白かったです。
なんていうか、表現方法が素晴らしいんです。
上手く、ミーガンという化け物を表現していて好き。

ミーガンの違和感はビジュアルだけではなく、ある会話にもあるんです。

ジェマがケイディにピザの具の野菜を食べるように言うシーンで、ミーガンは「野菜の強要は将来の偏食につながる」と言います。
ロボットなので、インターネットからの情報を検索する機能があるっぽいのですが、子供の見た目でこんな事言う所も不気味な感じで好きです。

あと、ダンスや四足歩行といった、ミーガンの見た目から想像できない人間離れした動きとかもミーガンが人間じゃないという感じがしてて最高。

ミーガンは人形と人間の中間のような美しくて不気味なビジュアルに、違和感ある動きや言動といった感じも好き。

なんていうか、ミーガンちゃんはめっちゃ私の好みが詰まった化け物です。

もう、好きになってしまいました。
ミーガンちゃんは私の推しになりました。
私の語彙力がどっか行きました。

総括

「M3GAN」はAIアンドロイド美少女が出てくるという面白いテーマの映画で、観てて飽きませんでした。
観てたら、あっという間に終わってたくらい面白かったです。

見た目は人形のような美少女で中身は化け物アンドロイドなミーガンというキャラも興味深くて楽しい世界観でした。

グロさは控えめですが、あえてグロ描写がはっきり描かれてないため、想像力が働いてエグく感じるかもしれません。
グロ系が苦手な方にもオススメしやすいです。

海外では円盤化の際にグロシーンが強化されたアンデット版がリリースされてるので、日本でもアンデット版のリリースされるのが楽しみです。

余談ですが、「M3GAN」は公開前からSNSやテレビで話題になってて、意外と映画館に客が入ってました。

語るのが楽しくて、ダラダラ好きな所を語りまくって記事が長くなりました。
めっちゃ好きな所が多くて語彙力がどっか行ってしまいました。

最後まで読んでくださりありがとうございました。