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ふと魔が差す、帰国したい病

写真はパリ。学生時代に遊びにいった時の写真。

ふと一瞬よぎる日本帰りたい

びっくりした。
今日まで一回も頭をよぎる事のなかった帰国願望。
ただ10秒くらいで去っていったし、全然強い願望ではない。

なぜ?

ノルウェーの銀行です。
銀行開設が進まないというか進んでいるんだけど遅い。
銀行のIDがノルウェーの全てを司るくらい大事でこれが出来ないことで制限が無茶苦茶多い。
てっきり家賃は日本の口座から引き落としかと思ったら、支払っていないとか言われて焦りに焦った。ひとまず家族に送金してもらうことに。
8月9月の給料が日本の口座に支払えなかったとか。
そして佳境に入る日本での論文仕事。この焦りもある。
良い仕事をしていたからか、良い返事が来るも自分が発案、データ収集、解析、執筆まで全て行ったため、自分にかかる労力がえげつない。
PhDのお仕事もおそらく普通の学生がするよりも早いスピードでやっている。
ノルウェーは、ゆっくり一歩一歩進めば良いというスタンスらしいが、僕は今月末に学会発表をいれて、更にSTATAのお勉強、講義、データの情報を探りつつ、周辺論文を読んでいる。
PhD登録はまだ出来てないというか大学が時間かけているだけ。
あとPhD講義の登録出来なくて毎回先生に講義資料もらうの面倒すぎ。
勝手に自滅しているような感じだけど。

日本だったらコントロール出来るのに

多分やりすぎ。
来て一ヶ月しか経ってないが、多分日本でやる仕事量と同じくらいをこなそうとしていて、それが間違い。
間違いなんだけど、日本の論文仕事は諦めきれないし、通れば結構メリットがデカい。今後のことも含め、そして研究内容も含めてやりたい。
PhDの仕事も面白いし、講義内容も研究内容に繋がったり、自分の過去の研究の振り返りにもなり面白い。
身の回りの生活が落ち着かないのが困ったもんだ。

色々コネも作りたい

頑張って友人作りもしているし、ボルダリングにも行きたいし、友達を呼んでご飯会もしたい。
ちょっと頑張りすぎなのかも。
日本の元上司と合いそうな場合、メール出しておいたり色々コネ作りも欠かせない。

帰宅後、土日も押して仕事しちゃっている

まさかの自分が、あの残業を嫌う自分が、である。
全ては論文掲載という結果なのだという結果至上主義だと思う。
それで現在のポジションも確保したし、自分へのハードルを上げているんだと思う。
この論文仕事がなければもっと楽なんだけど。

自分への周囲の期待

スーパバイザーたちの期待もあるんだと思う。
臨床やりつつ(そこまで真面目にやってないけど)、研究もやって海外公募に応募していた事実もあり、期待が高いんだと思う。
そして、半ば試すような感じで課題が降ってくるし、自分も受けて立つところだという感じでやっているのも問題なのかも。
量が多かったら減らすし、他のPhDは普通最初のタームは慣れのために講義しか受けないことも多いよと言われている。

立ち止まって考える

帰国したいか?
まずこんな優しいスーパバイザーはいないし、プロジェクトも面白い。
友人も多くて気がついたら、土日の予定が埋まっちゃう。
困ったら助けてくれる友人も沢山いる。
もっと友人を作れるように紹介もしてくれる。
欧州の友人たちから遊びに来るように言われている。
銀行さえ開ければだいぶ生活が楽になるはず。
円安できついけど、日本で稼いだ分が十二分にあって減っても良い。
世界でも待遇が最も良いし、研究環境も最高。
同僚も良い人ばかり。
帰国したら、日本で医者をやらねばならん。
今までずっと研究に集中したくてやっと取ったポジション、そう簡単に手放せない。
今の論文仕事が終われば落ち着くはず。
毎日好きなもん料理してるじゃん。
怪我なく病気なく一週間過ごせたし、多少なりとも一歩一歩進んでいる。

外国人に対する洗礼ね

全てはこれなんだと思う。
まだまだ一ヶ月。
とはいえ、36分の1。
我慢だ、我慢。

気がつくということ

気がつくって大事なんだと思う。
色々ストレスもあるし、自分から自分に無駄にプレッシャーもかけているんだろう。
まあ、確かにこの二週間はあまりに頑張りすぎてるのかも。

この週末はリフレッシュしよう

週末は予定がぎっしり。遊ぶ予定ばかりだけど。
遊ぼう。
ボルダリングに行くんだ。
大変だけど、僕は今とても恵まれているし、健康に一週間、進歩もあって過ごせているから。

皆さん、大変だけど気楽にやってみましょう。難しいけど。


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