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増え続ける生ゴミ問題。【地球を救おう!】

ご購読ありがとうございます。

世界中で増え続けている生ゴミの問題。今回は国内の生ゴミの問題に焦点を当てて記事を書かさせて頂いたので是非、目を通して頂けると嬉しいです。

生ゴミ国内排出量

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日本では、年間約4億トンの産業廃棄物と約5000万トンの一般廃棄物が出ています。

これは東京ドームおよそ115杯分に相当する。

これを、人口と36日で割り算すると、1人1日当たりのごみ排出量は、918g/人日となる。

その中でも家庭から出る一般廃棄物のうち、約2000万トンが「生ごみ」と呼ばれる食品廃棄物です。

この約2000万トンの食品廃棄物のうち、「製造段階」で出るものが約18%、流通やレストランなどの事業系から出るものが約30%。残りの52%が、家庭から出される生ごみです。

つまり、日本の家庭から、年間約1000万トンの生ごみが出ている計算になります。

これは日本で一年間に食べている主食のおコメと同じ量です。

では、生ごみのうち、どのくらいがリサイクルされているのでしょうか?

たとえば、豆腐を作るときに残るおからは豚の飼料にするなど、製造段階から出る生ごみは、48%がリサイクルされています。

ところが、スーパーでの売れ残り、賞味期限切れのコンビニ弁当やハンバーガーといった流通段階で出る生ごみと、家庭から出る料理クズや食べ残しの生ごみはほとんどリサイクルされずに、焼却・埋立処分されているのが現状です。

生ゴミは焼却しづらい

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生ごみの水分は水切りなどをせずに捨てると平均80%が水分です。

なので、焼却場に生ゴミを他の可燃物と混ぜて燃やすと燃焼効率が悪くてゴミが燃えづらくなり、生ゴミは特に最後まで残ってしまいます。

そうなると、灰にならずに残ってしまった生ゴミをまた灰になるまで燃やさないといけないので余計な手間暇とコストがかかってしまいます。

実際に国内の焼却場施設で働いている方にお話を伺った際にその方が言ってらしたのが、

『毎回、生ゴミが灰にならず燃え残るからそれを別で取り出してまた燃やさないといけない。これが一番厄介です。』

とおっしゃっていました。

可燃物を燃やす場合と生ゴミを燃やす場合では温度が違うため、生ゴミを燃やす為の温度設定にするためには物凄く燃料を使わないといけないのでコストがかかります。

しかし、生ゴミに合わせて温度設定がされていないので、毎回燃えずに残ってしまいます。

埋め立てる場合の問題

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ある国内の自治体では生ゴミを埋め立てています。

しかし、生ゴミは嫌気性発酵しやすい為、埋立地などに埋めているとメタンガスが発生してしまい、猛烈な悪臭を発生させます。

さらに、その匂いに釣られハエなどの害虫が多く発生し、ハエは感染症の原因になります。

メタンガスが原因で埋立施設の火災事故にも繋がる危険性があります。

そして、何より懸念されている事が、メタンガスは二酸化炭素の4倍の温室効果ガスの効果があるので地球温暖化に拍車を掛けてしまうのです。

CH4(メタンガス)=CO2✖︎4

自粛期間中に生ゴミ増加

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ここ2ヶ月の詳しい生ゴミ排出量のデータはまだ確認出来ていませんが、自粛生活となった事で外食出来なくなってしまった分、家庭内で調理する機会が増えたという事で、家庭内ゴミが増えそれに伴い家庭内生ゴミの増加も懸念されています。

そして、飲食業界などは元々見込んで受注していた食材が余ってしまいそれを余儀なく廃棄しないといけなくなったので、大量の有機廃棄物が発生しているとニュースでやっていました。

この自粛生活が長く続けば続くほど、生ゴミの問題は深刻になってきますし、今回のコロナ騒動をきっかけに家庭内生ゴミの排出量を減らしていく取り組みをしていく必要があると思います。

是非、皆さんで生ゴミの排出量を減らす取り組みをしていきましょう。

次回はその具体的な対策法について書かさせていただきますので乞うご期待!☺️

ではまた!

¡Pura Vida!

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