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内緒の関係 みさき奥様のストーリー⑭

「また、お願いしたいな」
 彼女との120分はあっという間に過ぎ去り、俺は無意識にそう漏らしていた。身体やテクニックはさることながら、みさきさんの可憐ながら妖艶さも持ち合わせる独特の魅力に囚われてしまったのだ。最初に抱えていたストレスはどこへやら、激しい行為に臨んだにも関わらずむしろ来る前よりも身体が軽いような気さえしている。
「また遊びに来てくださいね、待ってますから」
 ベッドで隣に寝転ぶ彼女はこちらに視線を向け、目元を緩めた。最後にもう一度キスを落とせば、じんわりと温かい気持ちが心を満たしてくる。今回はなかなか自分から手を出すことが出来なかったが、彼女にリードしてもらえるならば次はもっと積極的になれるかもしれない。彼女の体温を腕の中に感じながら、俺は名残惜しくも目を閉じたのだった。

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