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「墓の魚」みたいな[蠅のワイン]がフランスにはある

こんにちは。
スペイン風オペラ楽団「墓の魚」の作曲家です。

今日は、ちょっと面白いフランスのワインを紹介します。
それというのも、これは
南欧文化ラテン文化の面白い話でもあり、
「墓の魚」とも関係あるお話だからです。

前置きはともかく本題に入ると、
フランスには、なんと、
のラベルのワインが存在するのです。

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その名も[糞尿のワイン](Le Vin de Merde)!!(笑)
元々、ワインのラベルにはユーモラスなものが沢山あり、
カタツムリラベルのワインや、
死者ラベルのワインなどありますが、
蠅のラベルのワインとは強烈ですね。

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食品に・・というタブーを、
ブラックユーモアで愛し、受け入れる。
芸術とは、
求められるエンタティーメントの面だけでなく、
[風刺であり、真理を伝えるもの!!]
という
芸術に対するフランスの素敵な姿勢を感じます。


蠅ラベルのワインが作られたのは、
悪い評判が立つワイン会社が、その評判にうんざりし、
その評判を覆す為に皮肉の意味で、
この糞尿(糞ったれ)ワインを製造したそうです。
最悪は最高を隠している・・・
という事なのだそう。

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私は日本で「墓の魚 PEZ DE TUMBA」という
墓場糞尿のオペラ楽団をやっていて、
何度も

「なんで、わざわざそんな不潔な絵を描くのですか?」

「蠅だの、糞尿だの、誰が求めているのですか?」

「なぜ、ファドを真面目にやらないで、
糞尿だの、死だののファドという
ふざけた事ばかりしているのですか?」

と言われ続けて来ましたが(笑)

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いや、そもそも糞尿芸術
南欧やラテンでは、
切り離せないものなのです。

そして、特にフランスには
フランス的いたずら、
エスプリとも言える
糞尿(メルド)に纏わる芸術文化が元々存在します。

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そういう糞尿のユーモアの中に、
気高い高尚な貴族精神が宿っていて、

人間なんて、
世の中(人間社会)なんて、
糞ったれでしょ?


という反骨精神や、
皮肉屋的なメッセージがそこにはあるのです。

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いずれにしても、このワイン、
「墓の魚」のコンセプトにあまりにもピッタリなので、
大量に取り寄せて
「墓の魚」公演で販売したいものです(笑)




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