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衝動で移住

こんばんは。お越しくださりありがとうござきます。

世間では5月病の真っ只中に会社PCを持って彷徨い帰宅して、またいつもの生活に戻った。
けど、なんかおかしい。
自分の居場所なんて元々ないようなもんだけど、なんだこの違和感は。

そしてハッキリしたことがひとつ。

これ以上、ここにいたらダメになる

もともと都心近県に生まれ育ったので、実家も都心も暮らし向きはあまり変わらない。

それに実家はもうないし、親類縁者もいないいわゆる天涯孤独、というやつ。

住んでる土地も部屋も悪いところはないし、生きづらさと付き合いながら細々と暮らしてきた。

なんとなく死ぬまで東京にいるんだろうなとぼんやり思っていたところ。

おかしい。朝も夜も一日中息苦しさが止まらない。深呼吸しても空気が身体に入らない。
鏡に映る自分の顔が見たことない誰?状態になっている。黒目が彷徨ってる。
発熱と眩暈で狭い部屋でよろけて跪いた瞬間頭に「このままここにいたらダメになる。逃げなきゃ。」という活字が浮かんだ。

自分、またも衝動的に動き出す。
賃貸物件サイトで検索、検索、検索。
職場へ医療的配慮が可能か確認。
主治医に診断書もらって会社に提出。
お願い承認ください…!

肝心の移住先

現実的に住める場所の条件は

都心へのアクセスが良い
単身者に優しい(移住支援がある)
地方都市で駅周辺がそれなりに栄えている

そしてなによりとにかく、普通に呼吸ができる

漆黒の闇に導かれしネガティブパワー


中二病のような何かに取り憑かれたような衝動による家探しを始め、なんとほぼ2週間で契約までいった。
しかも住居もこの上ない自分にとっての好条件。

なにこれ。(心身疲労衰弱で横になりながら)

つい1ヶ月前まで抑うつ症状が止まず、朦朧とした頭でクローゼットの奥に眠るクレモナロープを取り出そうとしていたのに。
強いて言うならば、終の住処を探す獣の如き行動力。

最期の場所くらい

前向きか後ろ向きかと言われると、どう考えても後者。
最初はダメになるという生存本能からかと思ったけど、ダメになるの前に他人の意識から自分を消したい、という思いがこの行動の発露だった。

トラウマから逃げて逃げて逃れられなくて、でも最期くらいは誰にも干渉せず干渉されず、穏やかに気持ちよく息を吸って終わりたい。

さて、どうなるか。



つたない文章を最後まで読んでいただきありがとうございました。