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1年で約20歳!?ワンちゃんとネコちゃんの時間軸。No.04

「うちの子って人で言うと何歳くらいですか?」

ペットと暮らすようになって、必ず1度はしたくなる質問ではないでしょうか?私も実際にお客様とお話をする際に必ずと言って良いほど、出てくる話題です。

前置きとして、ワンちゃん、ネコちゃんのライフステージについてお伝えしておきます。

①パピー 0ヶ月~12ヶ月

②アダルト 1歳~6歳

③シニア 7歳~

ざっくりとこのようなステージに分かれます。これを踏まえた上で人に切り替えて考えます。

ワンちゃん、ネコちゃんは、

「生後8ヶ月」で体の作りは、「成犬・成猫」と言われます。※ここでは、犬種や猫種の違いによる年齢の変化の差は含んでいません。

つまり「ワンちゃん」「ネコちゃん」は、8ヶ月で人で言う約20歳。厳密には16歳くらいだったと思います。

ここで考えてみると、

生後4ヶ月で約8歳

生後2ヶ月で約4歳

生まれて15年~20年で寿命を迎える

人と大きく時間の流れが違うのが分かります。

ワンちゃんネコちゃんたちは、1ヶ月で数年、1週間で数ヶ月、1日で数週間、の時間を過ごしています。

ここで休日に一緒に過ごす、お家の子を思い出してください。

朝ごはんを食べる→おもちゃ、家族と一緒に遊ぶ→昼寝する→家族は出かけて、お家の子はお留守番→帰宅するとすごいハイテンションで迎えくれる→夜ごはん→遊ぶ→寝る

ワンちゃん・ネコちゃんは、1日に何度も遊びますし、寝ますし、毎回大好きな家族と会うと最高のテンションで迎えてくれます。

「なぜ!?」

と思ったことはありませんか?

子どもっぽい?ペットだから?うちの子はちょっとおバカさんだから?

本当は違うんです。

人にとっての1日の数時間は、彼らにとっては数日なんです。久しぶりに会えた家族と遊びたい、甘えたい、かまってほしい、一緒にいて欲しい。そんな感情をもっているからこそ、家族と一緒にいられる時間は、常に全力で来てくれるんです。

今、お家のワンちゃん・ネコちゃんを思い出してみてください。お子さんやご家族がワンちゃん・ネコちゃんが欲しいと言って、真剣に考えて家族に迎え入れた、目の前の子に今も愛情を注げていますか?パピーの頃は可愛かったけど、年齢を重ねる度にもの凄い速さで大人になる彼らに、パピーの頃と同じ愛情を注げていますか?いつでもどんな時でも、彼らの家族は貴方だけです。全力で尻尾を振ってお迎えしても、邪険にしたり、無視したり、理不尽に怒鳴ったりしてませんか?とぼとぼ寂しく、自分の定位置に戻って行くのを見かけませんか?

「もう一度考えてみてください。」

ペットショップでペットを買う時、なぜあんなに真剣に悩むのか。「運命の子に出会えたかも」「金額が高額」「お世話が大変」「自分の時間が無くなる」「人よりも早く寿命を迎える」「本当に最後まで育て上げれるのか」様々な葛藤の末、ご自身で決断し迎え入れます。

私自身、No.1のブログで書いたようにお金でペットを取引するのは、反対という気持ちはあります。


ただし、それでもペットショップに何度も足を運んで真剣に悩んで頂ける方には、真剣に向き合い、ご相談に乗り、時には背中を少しだけ押させて頂くこともありました。なぜなら「ペットショップという世間的一般的に印象が悪い」所に来て頂いて、「お金」というハードル、概念を越えて「目の前の家族になるかもしれないペット」の事を真剣に考えて頂けるからです。その覚悟を持った方ならきっとこの子達を幸せにしてくれると。

もちろんこれは、保健所や保護活動、譲渡会等されている全ての団体の方にも言える事です。それぞれ覚悟を持って、家族となりうる人を真剣に探しています。お引き渡しの際に非常に厳しい制約があったりするのも、引き受ける方の「覚悟」を見ているんです。

その「覚悟」がペットショップで言うと第一段階が「お金」という形だと少なくとも私は考えていました。思いは違えど、保護団体、譲渡会をされている方と私たちは、同じ考えを持っていることもあります。もちろん全てのペットショップそうだとは、私も言えません。全ての動物に関わる方たちは、それぞれに生活があり、ボランティアだけでやれる事には限界があります。

今も「覚悟」をもって迎え入れた「家族」と今も真剣に向き合えていますか?


「1年で約20歳!?ワンちゃんとネコちゃんの時間軸。」

そう思えたら、とっても愛おしく見えませんか?ちょっと休日は一緒に散歩しようかな?おもちゃを持ってきたら、10分でも全力で遊んであげようかな?帰宅したら最初に声をかけてあげようかな?

様々なペットがいる中で特にワンちゃん・ネコちゃんは、愛情を注げば注ぐほど応えてくれる不思議な動物です。

ぜひこのブログを読んで頂けた方は、今日からお家の子たちに少しだけでも良いので、全力で接する時間を作ってください。彼らの大好きな家族は、貴方だけです。



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