これで安心!ネコちゃんのお留守番対策
ネコちゃんはお留守番上手!?
ネコちゃんは単独行動を好む習性をもっているため、孤独に強いといわれています。反対に、環境の変化が精神的なストレスにつながるため、知らない場所へ連れて行かれたり、慣れない環境に置かれるのは負担になります。
そのため、ネコちゃんは比較的留守番が得意だといえます。
人間目線だと、さみしい思いをさせていないか心配してしまいがちですが、ネコちゃんにとってはいろいろな場所に連れ回されるくらいなら、ひとりで家でゆっくりしている方が気楽なのかもしれませんね。
今回は、お留守番中の食事やトイレ、お留守番させるときの準備など、飼い主様が安心してネコちゃんにお留守番をさせられるための情報をお届けします。
お留守番中のごはん
水
ネコちゃんにお留守番をさせる際は、たっぷりの水を用意しましょう。
お留守番中に水が飲めないと、脱水状態になってしまいます。特に腎臓病や糖尿病、甲状腺機能亢進症などの病気を抱えているネコちゃんにとって脱水は命にかかわることもあるため危険です。
ここで注意したいのが水は意外とすぐに蒸発・乾燥するということ。暑さで蒸発するイメージが強い夏はもちろん、空気が乾燥している冬場も蒸発しやすいです。また、ネコちゃんがこぼしてしまうこともよくあります。
なので水は2~3ヶ所に用意し、できれば蒸発しないように直射日光が当たらない場所に準備しましょう。
特に夏場は脱水のリスクが高いため、少し多いくらいの量の水でOKです。ネコちゃんがこぼしてしまわないように、しっかりとしたつくりで台座が大きめの器に入れるのもおすすめです。また、水を循環させて綺麗な状態に保つ自動給水器を使用する方法もあります。
ごはん
ごはんもお水同様、多めの量を置いておくのがポイントです。家を空ける期間より多めに見積もって準備しましょう。
食べすぎてお腹いっぱいになるよりも、空腹に苦しむことのほうがネコちゃんにとってストレスになります。また、空腹状態がつづくと本来食べるべきでないものを口にしてしまうこともあるので、食べることには困らない、十分な量のごはんを用意しておきましょう。
ごはんは衛生の面からドライフードがおすすめです。直射日光の当たらない涼しい場所に用意してあげてください。
▼コジマおすすめのドライフード▼
お留守番中のトイレ
お留守番のお悩みで一番多いのがトイレの失敗。
普段と違う場所で用を足さないようにするには、お出かけする直前にトイレを掃除してあげることが効果的です。
お出かけ前に綺麗なトイレの砂をたっぷり準備しておきます。砂を全て取り替える場合は、以前使っていたものを少し混ぜるとニオイがつき、ネコちゃんも安心してトイレを使えます。
排泄物が溜まったトイレが苦手なネコちゃんも多いので、トイレは飼育頭数+1個の用意をおすすめします。システムトイレを使うのもいい方法です。
お出かけ前のトラブル対策
ネコちゃんはお留守番上手といえど、そばで見守ることができないお留守番中には危険もあります。お出かけ前にしっかりと対策をして、安心して外出できるようにしましょう。
部屋を片付ける
ネコちゃんが入院・手術となった原因として多いのがおもちゃや異物の誤飲・誤食です。
普段はおもちゃなどを口にしないネコちゃんでも、お留守番で退屈しているときに一人遊びをしていてつい飲み込んでしまうことがあります。
事故を防ぐためにも、ネコちゃんの口に入りそうなものは絶対に出しっぱなしにせず、ネコちゃんの手が届かない場所にしまうようにしましょう。
ただし、ネコちゃんはジャンプが得意なのでただ高い場所に置くというのはあまり効果的ではありません。扉のついた戸棚など、ネコちゃんが開けられない場所にしまうようにしましょう。
倒れそうな家具を固定する
先述のとおり、ネコちゃんはジャンプが得意です。思わぬところに飛び乗って家具がバランスを崩したり、ネコちゃん同士の追いかけっこなど、走り回った衝撃で家電が倒れてしまうことがあるかもしれません。
家具やテレビなどの家電は事前に転倒防止グッズなどでしっかり固定しておきましょう。
夏は熱中症に注意
日本の高温多湿な夏は、ネコちゃんにとって過ごしにくい気候です。熱中症は命の危険につながるので、お出かけで家を空ける際もエアコンなどで快適な温度を保てるようにしましょう。
実は寒すぎもネコちゃんにとってよくないので、エアコンの温度は室内が28度以下になるよう設定するのがベストです。このとき、リモコンはネコちゃんが触れない場所へしまって誤操作を防止しましょう。
また、換気扇を回す、通気口を開けるなど、風ができるだけ多く通るようにするのもポイントです。
さらにネコちゃんが涼しい場所を探して移動できるように部屋のドアは開けておいたり、冷却マットを寝床に置くのも効果的です。
冬はコードからの感電・火災に注意
対して冬に気をつけたいのが暖房機器のコード類の取り扱いです。
ネコちゃんは寒さに強い子と弱い子と差があります。お洋服を着せたりベッドや段ボールなどにタオルや毛布を敷くなどの寒さ対策で十分なこともありますが、被毛がほぼ無い無毛種のスフィンクスの場合や、環境によっては暖房機器で室内を温める必要があるでしょう。
その際、ホットカーペットなどの暖房器具は、コンセントが外れてショートし火災につながったり、ネコちゃんがコードにじゃれつき感電する危険があるため注意が必要です。
また、ハロゲンヒーターに接触して火傷したケースも多くあります。
危険に配慮し、室内環境にあわせて暖房器具を使用しましょう。
侵入・脱走を防止する
普段家でゆっくり過ごしているネコちゃんも、雷や騒音などで脱走してしまうことがあります。家の外は危険がいっぱいなので、ネコちゃんが飛び出してしまわないように二重扉や丈夫な鍵などで脱走対策をしましょう。
また、家のなかではネコちゃんが快適な場所に移動できるよう扉を開けておいた方が良いのですが、まれにテレビの裏や家具の間などの狭い空間に入り、出て来られなくなってしまう事故が起こることもあります。
ネコちゃんにとって危険な場所へは入れないように通路や隙間を塞いでおきましょう。
2泊以上のお出かけの場合
仕事や旅行で2泊以上家を空ける場合は、ネコちゃんでもお留守番は危険です。大切なネコちゃんの身の安全を考え、人の手を頼るようにしましょう。
ペットシッターや友人を呼ぶ
ネコちゃんは住み慣れた環境にいられることで安心します。お留守番させたくないからといって慣れない場所に預けると、ストレスを感じてしまうネコちゃんは少なくありません。
そこで、友人やペットシッターに自宅で見守ってもらうようにすると、ネコちゃんのストレスを軽くすることができます。
友人にお願いする場合は前もって猫と顔合わせをして、トイレ掃除の方法や食事のあげ方などを細かく伝えます。動物病院の情報も伝えておきましょう。
ペットシッターにお願いできるのはワクチン接種済みのネコちゃんのみです。
最近はネコちゃん専門のペットシッター「キャットシッター」も増えてきているので、安心して頼めるシッターさんを事前に探しましょう。その際、「動物取扱業」の登録申請をきちんとしているかも調べ、ペットシッターとの打ち合わせは綿密に行いましょう。
動物病院やペットホテルに預ける
獣医さんがそばにいる環境なら、万が一のときも安心ですよね。持病を抱えるネコちゃんをお留守番させなければならない場合は、動物病院を一番に検討しましょう。
また、ペットホテルは病院と併設のところも多く、過ごしやすい環境が整えられていてプロの方が見守ってくれることが魅力です。
ペットホテルを利用する場合は安心して預けられる環境が整っているか事前にクチコミなどでリサーチしましょう。事故や病気が起きたときの補償も要チェックです。
株式会社コジマは、ペットの専門店コジマだけでなく、動物病院やペットホテルも運営しています。ネコちゃんをお預けの際はぜひご相談ください♪
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まとめ
大切で可愛いネコちゃんとずっと一緒にいられたら幸せですが、やむを得ずお留守番させることもありますよね。
その際は今回ご紹介したお留守番対策をして、ネコちゃんに安心してお留守番させられる環境を整えてくださいね!
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