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歩み寄れる人でありたい

適応障害という診断をうけ、休職するに至ってから早3ヶ月半。

以前の記事に書いたように、今はほとんど症状は回復していて、規則正しい生活を続けながら、復職に向けた調整を行なっています。

そんな私が、復職に向けて心がけたいと思っていること。

それは「歩み寄れる人」になることです。

今日は、「歩み寄れる人」になるために、気をつけたいことをまとめていきます。

もちろん、これは私個人の考えに過ぎません。適応障害になった方が全員この記事に書いていることを心がけるべきだとは思いません。状況も一人一人違いますからね。

「ああ、この人はこういう考えなんだなあ」という軽い気持ちで読んでもらえたら嬉しいです🌷

「傷」を客観的に分析する

適応障害になった原因は、簡単にいうと「仕事」でした。

だから休職した当初は、仕事(職場?)に対してかなりネガティブな感情が湧いていたのが正直なところ。

「ここにいたからこんなことになったんだ」「二度と戻ってたまるか」

そんなことを強く考えていました。

だけど休職期間が長くなり、精神面が安定してきたことで、ようやく適応障害になった原因を客観的に分析できるようになりました。

仕事のどこが適応障害の原因になったのか。何が苦しかったのか。

客観的に考えていく中で、実は自分の思考の癖にも「しんどさ」の原因となる部分があったことにも気づきました。

この経験から得た教訓は、「傷(=私の場合は『適応障害』)」を客観的に理解することの大切さです。

誰しもそうとは限りませんが、少なくとも私の場合は、自分が傷ついた状態になると、「自分を傷つけた他の人」を非難したくなります。それ自体はそんなにおかしいことではないと思います。

が、傷ついた原因をちゃんと分析しないと、「過剰な非難」になってしまいます。

例えば私の場合は、適応障害の原因を分析することによって、「こことここが嫌だった」と問題を特定できたし、「自分にも原因となる部分があった」と気づくことができました。

だけど、傷の原因を考えていなかったときは、「とにかく全部相手が悪い」という思考になってしまっていたんです。

この状態だと、本当は相手には原因がない部分も含めて相手を非難してしまう。過剰に非難することで、今度は「自分が相手を傷つけてしまう」ことにもつながりかねません。

こういう事例は実際の生活の中でもたくさんあるように感じています(共感できる方もいらっしゃるのではないでしょうか・・・?)。

傷つけられたからと言って、むやみに相手を傷つけていいはずがなくて。

傷の原因をしっかりと分析して相手に伝えることで、自分が加害者になることを防ぐことができるし、しかも相手に改善点がより具体的に伝わる。両者Win-Winなわけですから、「まずは一旦原因を整理する!」というのを心がけたいと思います(実際はすごく難しいのだろうな・・・)。

理解の責任を押し付けない

休職中に関わってきた夫や家族、友人や上司は、とてもありがたいことに私の状況を理解してくれて、支えてくれていました。

支えてくれた人のおかげで、心地よく過ごすことができたと思うし、それが心の回復にもつながったととても感謝しています。

一方で、社会復帰をしたら、常に周りの人が自分のことを理解してくれるとは限りません

それもそのはず、「適応障害」という言葉はだいぶ一般的に知られるようになったものの、どんな症状があるのかなどを理解している人はまだまだ多くはありません。

私自身も、自分が適応障害という診断を受けるまでは、「言葉は知っているけど理解はしていない」状態でした。

だからこそ、「理解の責任を周りの人に押し付けない」ように心がけたいと考えています

同じ適応障害であっても、症状は千差万別。しかも、私個人の休職中の過ごし方なんて夫以外知る由がありません。

そんな状態で説明もなしに「私のことを理解した上で接してくれ!」というのは少々乱暴だなと思うんです。

社会復帰する時点で、もし他の人の配慮が必要なことがあるのであれば、そのことはしっかりと相手に説明をしていきたいと思っています。

相手に理解の責任を押し付けるのではなくて、「説明する」ことによって、私自身も責任を果たす。

それが、互いに歩み寄るために必要なことなのかなと考えています。

おわりに

以上が、私が今後生活する上で「歩み寄れる人」になるために心がけたいことです。

冒頭にも書きましたが、これはあくまでも私個人の考え方です。きっと考え方が異なる方もいらっしゃると思いますが、「こんな風に自分の心と向き合って生活していこうとしてる人がいるんだな」くらいの気持ちで読んでもらえたら嬉しいです!

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