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すてきな映画や本との出会い

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映画鑑賞や読書の感想
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記事一覧

映画「メタモルフォーゼの縁側」が思い出させてくれたこと

先週末、アマゾンプライムで映画を観た。 夫チョイスで「メタモルフォーゼの縁側」 え〜、漫…

きゃーりー
7か月前
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”家族”をぶっこわせ「ベイビーブローカー」

このエッセイは一部ネタバレを含みます。 「ソヨンは自首するよ。おまえも親になればわかるよ…

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わたしが体型から自由になれる日はいつ。柚木麻子「BUTTER」

もう一年以上も前だけれど、東京オリンピックの演出担当者が、渡辺直美さんを「豚」と表現して…

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自分の人生を生きることと、そういえば「ミッドナイトスワン」

「ママ、お料理上手なんですね~!いつもいろいろ作られてますよね…」 娘を保育園に送り届け…

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こんな人生歩みたくなかったと思って泣いてしまった日と、救ってくれた本「おまじない…

もう2か月も前になるけれど、ゴールデンウィークなるものがあった。外出自粛が叫ばれていたと…

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いつか親は子に還る。映画「ファーザー」

映画を観ながら思った。わたしの祖母も、同じだったなあ。 4~5年前、帰省したとき。祖母はす…

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これはわたしの、そしてあなたの物語。映画「あのこは貴族」

富山出身の美紀がつぶやく。「雨が降ってると落ち着くんだよね」。その次のセリフはもう、予想がついた。「私の生まれたところはね、ずーっと雨が降ってるんだよ」 もう、わたしそのものだった。これほど感情移入してしまった映画も久しぶりである。 ♦ わたしは18歳で富山から上京した。出会った友人たちが「うちの実家(東京23区外、あるいは神奈川や埼玉)なんて、田舎だよー」と言い合うのにショックを受けた。 首都圏の人が「田舎出身」。 そんな自己紹介、許されるんだろうか。 "みんなのカ

女性の強さを思う。映画「サンドラの小さな家」

外資系勤務である。ハイテンションのアメリカ西海岸、ノリが近いシンガポール、底抜けにあかる…

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映画「朝が来る」を観た。自分の傲慢さを思った

なかなか子を授からなかったので、養子縁組を考えたことがあった。結局、養子をとることは日本…

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映画"Swallow"を観た。女はどこまで「産む」と無縁でいられるか

拒食症になりかけたことがある。中学二年生だった。 なんとなく量が多いと感じたのだったか、…

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