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スワロフスキーとは…実は会社の名前!

ご覧頂きありがとうございます。
オートクチュール刺繍のお店【 小さな手芸屋さん 】です。

今日は、スワロフスキー Swarovski について。

スワロフスキー、一度はその名を見たり、聞いたりしたことがある方も多いかと思います。
そして、刺繍や手芸界隈では最高級のクリスタルパーツとして、重宝されているので、お馴染みの名前かもしれません。

そんなスワロフスキーといえば、ラインストーンを思い浮かべる方も少なくないと思いますが、実際は「ラインストーン=スワロフスキー」ということではありません。

クリスタルガラス全般をスワロフスキーと呼ぶこともありますが、実はオーストラリアのチロル州に本店を置くクリスタルガラス製造会社の名前です。
スワロフスキー社にしかないその高い技術は、世界中で長い間愛され続けています。

スワロフスキー社はこうして始まった

スワロフスキー社は、現在のチェコであるボヘミアのガラスカット職人の息子として生まれたダニエル・スワロフスキーによって創業されました。

父のもとでガラスカット技術を身に付けてきたダニエル・スワロフスキーは「国際電気博覧会」に刺激を受け、1892年にはクリスタルのカット・研磨に革命をもたらす宝石切削機を発明しました。

このクリスタルガラスのカットマシンの開発により、もともと家内工業として生産されていたラインストーンに、このカットマシンが広く使用されていったのです。

1895年にはスワロフスキー社を設立し、独自の高い技術を守るためにガラス職人の多いチェコからオーストリア・チロルに工場を移転させます。

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100年以上愛されるスワロフスキー

オーストリア・チロルに移転後は、研磨工具・溶解炉の開発を行い、ガラスの素材から製品の加工に至るまですべての工程を自社の工場で行えるようになりました。

その美しい輝きと精巧なカットはダイアモンドとも並ぶと称され、クリスタルブランドの最高峰に位置していきます。

世界的にも認知されたその輝きと光沢の美しさは、ヴェルサイユ宮殿やカーネギーホール、オペラ座のシャンデリアパーツとして採用されていることも有名です。

1980年代初めには、アクセサリー分野でもクリスタルビーズの製造販売をはじめ、世界の手芸業界にも流通していきます。
 今日ではクリスタル・カット・ストーンの代名詞にもなっているスワロフスキーは、100年以上世界で愛され続けているのです。

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 スワロフスキーのことをもっとよく知るために 

スワロフスキー社のホームページでは、ブランドの歴史やクラフトマンシップ、製品のことまでもっと詳しい情報が紹介されています。
刺繍の材料となる製品を作っているメーカーさんのことを掘り下げて、それを使って作る刺繍に対する想いや哲学も広げてみましょう!

スワロフスキーのブランドの歴史について詳しくはこちら
スワロフスキー物語「出典:www.swarovski.com」

リッチにきらめく、スワロフスキーパーツ

魅力溢れるスワロフスキー社の製品は、既製品以外に、刺繍や手芸などで縫い付けて使えるパーツもあります。

刺繍をする私たちが使っているのは主に2種類
● ラインストーン
● エクラ
と呼ばれるパーツです。

ラインストーン

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刺繍を簡単にゴージャスにすることができる魔法の材料、ラインストーン。
サイズは大小さまざま。
大きなものはコサージュの花芯にぴったり。
小さなものはオールマイティーに飾り付けとして使えます。

スワロフスキーならではの精巧なカットで、小粒でもリッチな輝きです

● ラインストーンの縫い付け方

ラインストーンの縫い付け方は簡単です。
台座にあいた穴に針を通し、それぞれ2回ずつ縫えばしっかり止め付けられます。
ステッチする順番は、"十"を描く時と同じです。縫う糸は2本取りにしましょう。
玉留めをする前に、ライスントーンの下で1回小さく布を縫うとより安定して付きます。

エクラ

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「エクラ」と呼ばれるスワロフスキーのガラスパーツです。
中心に糸通し穴があいており、まるでスパンコールのようです。
スワロフスキーならではの精巧なカットで、小粒でもリッチな輝きです。

ビーズ刺繍針で縫い付けて使うほか、リュネビル刺繍のクロシェでも付けることができます。

● エクラの縫い付け方

中心に1mmくらいの穴が空いています。そこに針を通して縫い付けます。
端から中心に向かって2カ所ステッチする方法、または、中心だけをビーズと一緒に縫い留める方法もあります。

リュネビル刺繍で使う時は、生地の表からチェーンステッチをして留めます。
糸はガラスと同じ色でなるべく細いものを使います。
クロシェの針は「70番」、クリスタルには銀糸を使ってステッチするのがおすすめです。

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スワロフスキー社製品のお取り扱いについて

【 小さな手芸屋さん 】では、刺繍に最適なスワロフスキーのラインストーンやエクラをご用意しております。

しかし、残念ながら、スワロフスキー社の大規模な経営改革に伴い、【小さな手芸屋さん】では2021年8月末を持ちまして、スワロフスキー社のパーツの取り扱いを終了予定です。

お取り扱い終了の経緯につきましては、当店のブログをご参照くださいませ。
スワロフスキー社製品のお取り扱いについて

商品をご愛顧頂いておりますお客様には、ご不便をお掛けして、誠に申し訳ございませんが、ご理解を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。

メーカーの製造終了品など、在庫限りのパーツもございます。
今秋以降、貴重品になること間違いなしのクリスタルパーツです。

【小さな手芸屋さん】
スワロフスキー特集はこちらから

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