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東京アートブックフェア2022に行ってきた

こんにちは。あるいはこんばんは。おしゃま図書です。
先日、東京都現代美術館で開催していたTOKYO ART BOOK FAIRに行ってきました。アートブックや、アート系のZINEに特化した、いわばオサレコミケ。
私は、京都造形芸術大学の東京サテライトキャンパス(現・京都芸術大学外苑キャンパス)でやっていた頃からこのイベントが好きでした。大学のキャンパスだったこともあって、すごく文化祭感があって楽しかったんですよね。
一時期、寺田倉庫でやったときがありましたが、あのときはちょっと空間的につまんないって思って行かなくなったたんですが、東京都現代美術館が会場になってからは、アートの本拠地で行うアート系のZINEフェスって感じで、また、通うように。

おしゃま図書は文字系なので、これに参加するのはちょっと違うかなぁと思っておりましたが、もし、「アリアケパンチ」以外のものもつくれる余力ができてきたら参加してみたいなぁと思ってます。

今年の招待国はフランス!!!

さて。今回は、招待国がフランスということもあり、フランス好きの友人を誘って行ってきました。
ブキニスト風の展示すてき!!!
このブキニストコーナーの手前に、水に関するフランス語のスタンプが押せるコーナーがあって。
知らない単語があったので、そばにいたお姉さんに聞いたら、onde (電磁波)とか、rosée(露)とか、buée(水蒸気、冬の白い息)とか、水に関わる単語を学べました。
フランス語勉強してるんだと言ったら、「じゃあ、フランス語の方がいい?」と、ちょこっとフランス語でお話しできて嬉しかった!

こちらのThree Star Booksの本も装丁がものすごく凝っていて、素敵でした。こういう、テクスチャーが凝ってるアートブックは、触りたいですよねぇ。
お触り不可でしたので、触りたい気持ちをこらえて鑑賞!

アニエスベーのギャラリーからも。
アート好きなアニエスならではのセンス。ゴダールのポスターも展示されていて、そうだよねぇ、アニエスのお店に行くと、フランスの大きなポスター貼ってて、あれ、憧れたよなぁなんて、懐かしい気持ちに。パリに行けたら、ぜひ行ってみたい。


タラブックスも出てた!

他の国からもたくさん出展者が!
なんと、世界でいちばん美しい本をつくっていることで有名なタラブックスさんも出展してました!!!
本は高くてイベントのテンションでサラッと買えるわけではありませんが。。。
ブースの中の人に「日本語喋れますか?」と聞いたら、ノーだというので、めちゃたどたどしい英語で、「タラブックス ノ テンランカイ イッタヨ」と言ったら、「オー、イタバシ?」と。通じた!!!
きれいなカードをくれました。
ありがとう。


ここからは戦利品のご紹介です。

①花椿

花椿のブースでは、バックナンバー持ち帰り自由! さらに、エコバッグもくれました!
中国での販促用につくられたものなので、資生堂の「資」の字が違うんですと説明してました。山名文夫氏のアートワークを使っているんですって。資生堂はいつもデザインがいいですよね。私は、仲條正義さんが好きでした。一番上の花椿は、150周年記念号です。企業文化誌で150年も続いてるって、すごいですよね。そして、このクオリティでただでもらえちゃうと、じゃあ販売する雑誌ってもっとハードル高いよねって思えてしまう。
常に、お金を払って買ってもらうに値するのか、考えなくちゃと思った次第。


②リソグラフZINE

そして、ここ数年は、本当に増えてきたと思います。リソグラフ。
昔は目立つところと言えば、大阪のレトロ印刷JAMぐらいだったと思うんだけれど(わら半紙に蛍光インクとかで2色刷りとかするタイプ。時に版ずれがあったりするのも味)、海外でも人気が高いらしいです。美大の子なんかも、リソグラフで作品づくりとか、してるみたい。活版印刷と並んで、リソグラフは最近のトレンドですよね。理想科学さんが日本にあるということが誇らしいです!

これは、台湾出身のイラストレーターAikoberryさんのミニZINE。もちろん、リソグラフです。このゆるーい感じがかわいい!と思い、購入。


③わかる人にはわかる! テキンのピンバッジに一目惚れ

もう、衝動買いですわ。印刷関係のお店のブースが集まっているところで見つけました。
これ。テキンですよ。活版のワークショップで使ったことありますけど、本物欲しい。でも買えないから、このピンバッヂでガマン!!! お値段もお手頃な1300円。色は5種類くらいあったかな。めちゃかわいい。イソグラフのインクカートリッジのピンバッヂもありました。それとここ、箔印刷の名刺のサンプルとかも興味そそりました。最小ロットが多すぎて、私には無理ですけど。

もう一つ、印刷系で。
やはり活版とリソグラフ印刷の中野活版印刷所さんもブースを出されていて。私ずーっと中野にあるんだと思っていたら、荻窪なんですね。折り見本がついてるZINE。リソグラフの色見本ももらいました!

荷物パンパン。でも気持ちはフクフク。
いいエネルギーもらったなぁ。
さくっとみて、午後はイッタラ展の予定が、滞在二時間以上。お昼食べる時間がないくらい、後半の予定が巻きになりましたとさ。

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