令和時代を生き抜く子育て

 あなたが受けた教育と全く同じ教育を、単純に我が子に当てはめることに不安を覚えている親御さんたちの為に

将来一層めまぐるしく変化していく社会を生きる我が子に、
親が何かしてあげられることはあるか?
この記事では、お金をかけずに、親が子供にしてあげられることを示します。

こちらを参考にしました。

1.モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書
(NewsPicks Book) 尾原和啓 (著)
(Google,McKinsey,楽天執行役員 歴任された方です。)
2.16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える
「脳を本気」にさせる究極の勉強法 瀧靖之(著) 
(ヒト脳の発達と加齢などを専門されています。)

結論

①好きなことを見つけやすい環境を整えてあげる
②動機付けしやすい気付きを与える(モチベーション)

①好きなことを見つけやすい環境を整えてあげる

 解説に入る前に、まずどうして好きなことを見つけた方がいいのか、というと、好きなことをするのは楽だからです。 
 自分にとって好きで楽なことは、ほかの人から見たら苦行かもしれません。お金を払ってでもやってもらいたいことかもしれません。自分が楽にできることで、相手には出来ないことがかみ合うと、楽しくできてお金ももらって感謝されることがあります、これって最高じゃないですか?

 ですから、「自分が楽しくできて」「相手にとってありがたい」ことを見つけるために、好きなことを見つけるというのは大切なのです。

 自分が何が好きなのか分からない。そんな悩みがある人も多いと思います。私もそうでした。

 そもそも、何かを好きになる前提には、その対象を知っていなければいけません。ニンテンドースイッチが何なのかも分からない子供がニンテンドースイッチ好きになりませんよね。どうぶつの森ができるとか、友達と遊べるとか、楽しいことができると知っているから、やりたくなるわけですよね。

 全ての始まり「知っている」をできるだけ、早い段階で与えることが重要になります。そのために使えるアイテムが「図鑑」です。

図鑑には宇宙や植物、人体、乗り物、元素などあらゆることが書いてあります。それらをざっと見て頭に入れておけば、広く浅く知識の下地ができるのです。

いきなり訳の分からない新しいことを学校で勉強するより、何となく聞いたことがあったり知っていることの方が、とっつきやすいですから、自然と興味が持てるのです。

③モチベーション(動機)づけしやすい気付きを与える

幸せの5つの軸
・達成
・快楽
・没頭
・人間関係
・意味

 上記で示した幸せの5つの軸というのは、アメリカ人心理学者で「ポジティブ心理学」の第一人者であるマーティン・セリグマンが唱えたものです。
 どれが重要かは個人によるところもありますが、傾向として、団塊の世代は、物がなかった状態から、頑張って手に入れるという経験をしている分、「達成」に重きを置く傾向があるそうです。
 一方、私たちの世代(私はアラサーですが)以下は、生まれた時から衣食住に娯楽やIT全てが揃っていますから、頑張って何かを獲得しようというモチベーションが低く、より仕事や行動の「意味」や「人間関係」を重要視する傾向にあります。

 若い世代が「意味」や「人間関係」を重視し、それが行動の源泉となると仮定すると、子供の頃から、周りの物事の「意味」を考えさせる機会を与えるのはいかがでしょうか。

・どうして勉強しなきゃいけないのか?
・算数は何の役に立つのか?
・大人はどうして会社にいくのか?
・パパやママのお仕事は誰の役に立っているのか?
・〇〇は何のためにあるのか?

こうやって、色んな物事の「意味」や「存在理由」を考えさせることで、より子供自身が取り組んでいることの「意味」を見つけやすくなり、「役に立っている感」や「好き」という感情が助長されるのではないでしょうか。



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