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公園の掲示板をDIYしちゃおう。アイデアをシェアしたら、なんだか形になってきたぞ編 〜つくし公園愛護会日記

昨年、友達と一緒に近所の公園の愛護会をつくって、おしゃべりしながら毎月公園そうじをしたりしている訳ですが、今回は公園に掲示板をつくりたい!という私の妄想がいよいよ現実化してきたお話です。

ここで何が起こっているのか?をコミュニケーションする掲示板

公園でのイベントは、オープンで楽しいことが大切だと思っている。誰もが気軽に参加できること。いわゆる近所の公園「街区公園」なんかでは特に、通りすがりでもふらっと参加して楽しめるとか、「明日こんなイベントあるよ、一緒に行ってみない?」みたいな日常的ノリがうれしい。

「いつ何が行われるのか?」が分かると集まりやすい(当たり前)。そして通りすがった人は「ここでいま何が行われているのか?」が分かると、それだけで安心する。

はじめの草むしり実験の時にも思っていたのは、草むしりなんかのちょっとハードなことは、大勢でやればやるほど早く終わるし楽しいから、できればたくさんの人に来てもらいたい。遊びくる方も「今日の遊びは草むしり!」みたいな感じで、遊びのメニューのひとつとして楽しめるといいし、草むしりがあるといつも通りに遊べないから、その日は別の公園で遊ぼうと思う人がいていい。

そのためには、普段からその公園を利用している人に情報が届くことが大切。それはウェブよりアプリより、この場のリアルな紙と文字という昔ながらのスタイルが一番ストレートに効果があるんじゃないだろうか。ここに興味のある、半径数百メートル以内の人に伝える手段。それが、掲示板。そしてこの掲示板の存在自体が、愛護会というものが存在していることをみんなに伝えてくれることになる。

1日の中でも時間によっていろいろな人が利用する公園という場所だからこそ、ゆくゆくはこの掲示板が、この公園を利用する人同士の良きコミュニケーション場所になると、さらに最高だな〜なんて思っている訳です。

公園に掲示板を設置するには、誰にOKをもらえばいい?

一般市民が公園に何かを設置することは難しいケースが多いものの、ここで公園愛護会という公認団体の強さを発揮。街区公園を管理している鎌倉市公園協会に、愛護会結成後すぐに相談に行ったのでした。

答えは、小さいものならOK!とのこと。たとえば、街角でよく見かける自治会の掲示板のような、ガラスの扉で中が守られているタイプの立派なものとか、サイズや形状によっては公園協会では許可できず、市役所に確認してもらう必要があるとのこと。なるほど、そんな大きなものは要りません。こんな感じのゆるいメモ書きを見せながら、「入口のフェンスなら、板に穴開けて、ワイヤーで固定かな〜」など、どこにどうやって設置するかまで相談に乗ってくれました。

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さあ、まずはやってみよう!

愛護会メンバーで話し合いながら、どうやってつくるか?考えていきました。ホームセンターで買った材料切ってもらって、トンカチでトントンするのかな〜なんて思っていたら「家に木材あるよ!」という人がちらほら(家に木材が余っているってスゴイ)。そんな材木長者のおかげで、材料はあり。道具も、ノコギリ、トンカチ、釘、ネジ、電動ドリル、紙やすり、ウッドデッキ用の塗料などなど、道具長者もこれまた健在。

1月のそうじ活動と並行してDIY開始!家の内壁をDIYした残りの板材を提供してくれたメンバーのおかげで、凹凸で組めるタイプの板がメインに。それを60cm幅にノコギリで切って、やすりがけ、4枚繋げて裏から角材で固定。ノコギリは階段の段差を利用して使うという現場アイデアも飛び出し、楽しい。

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そこまでは良し。はて、斜めの庇はどうつける?材を斜めに切るのかな?いや、斜めに切る道具はない。ヤスリで斜めに削る?それは無理そう?

近所の金物屋さんに紙やすりを買いがてら相談に行こう!ということで出掛けてみた。お店のマドンナ的おばちゃんが知り合いの大工さんに電話してくれたものの、大工さん仕事に行く途中で歩きながら話してるらしく話の要領を得ず。そこで見つけたL字金物を、自前の腕力でぐねっと角度を開いて付けるのどう?とか言いながら、いろいろ試してみることに。そうなると、街中の掲示板が気になってきて、自転車乗りながら、あちこちキョロキョロ。庇がどうついているのか凝視。

板の木目がきれいなので、塗装は木目を生かしたクリアがいいよねとか言いながら、また買いに行ったけど、屋外用のクリア塗料、近所のお店に売ってない。マドンナおばちゃんには「透明がいいなら、ラッカーとか塗っちゃうけどね」とか言われても、ラッカーが何かもよくわかっていない私たち。メンバーの家にある屋外用塗料もウッドデッキ用の濃いめブラウン。試し塗りをしながら、やっぱりクリアが良いねとなり、決めていた作業時間が終了。

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庇のつけ方と塗料を課題に残して、次回につづく。となるはずだった。

アイデアと課題をシェアしたら

初日の作業の整理と、参加できなかったメンバーとも状況を共有しておけるよう、上の途中経過メモを書いてグループでシェアしておいた。庇のつけ方については、隣の神社のおじさんがいろいろ詳しいから聞いてみるね!というメンバーに相談してもらうことにした。

と、相談のはずが、なんと神社のおじさん作ってくれちゃいました!しかも庇と裏の角材をちょうどいいやつに変えてくれているミラクル!

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しかも裏面のいい感じのところに穴あけてワイヤーまでつけてくれている!

メンバーの普段のご近所づきあいの賜物で「神社のおじさんありがとう、みんなでお参りにいきます!」ということで、ラッキー!としか言いようがない展開なのだけど、ここから参考になるような再現性のある学び要素を絞り出すとしたら、アイデアと課題を見える形にしておいたことかなと思う。こうしたい!というイメージが具体的ではっきりしていればいるほど、助けてくれる人が現れる可能性が高まるということ。いやー、ありがたい!

あとは塗装と文字入れ

てな訳で、ほぼほぼ出来上がりつつある掲示板。あとは保護のための塗装と、「つくし公園愛護会」という文字を入れたら完成。ということで、早速ここで相談してみます。

1)塗料は何をぬればいいのか?
屋外で使用。できれば透明クリア色。塗装の作業が素人でもできるくらいのレベルのもの。この掲示板1枚だけに使用するので多すぎず適量のもの。何を買ってどう塗ればいいのか、わかる人、知恵貸してください〜。

2)文字はどう入れるのがいいかな?
「つくし公園愛護会」という文字を下か上に入れたい。ステンシルもいいなと思ったのだけど、漢字が複雑すぎて難しそう。ハンダゴテで焼くという案もあり。何か良いアイデアあれば教えてください〜。

さてさて、この先どんな風になるのやら。出来上がりをお楽しみに!

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