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海外ペットテック スタートアップ カオスマップ解説#1(Purina版)

2020年9月にPurina(ネスレ)が発表した「2020 Pet Care Startup Opportunity Map」を基に何回かに分けて海外のペットテック 、ペットxスタートアップについて紹介していきます。ペットに関連した新規事業、起業を検討する際のアイデア、ヒントになるのでは。全部紹介すると20-30回ぐらいになりそうなので、どうしようかなと思いつつ、まずは今回は4社を。

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カオスマップ

彼らのカオスマップには、3つのメインカテゴリー(Nutrition、Collaborative Pet Care & Health、Digital Transformation of Pet Life)、23のサブカテゴリー、100超のスタートアップが掲載されています。

今回は
・メインカテゴリー「Collaborative Pet Care & Health」
・サブカテゴリー「Pet Friendly Places and Communities」
の中から紹介します。

adoptmize / 里親を促進するための写真自動編集

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ペットスタートアップ adoptmize

想定している主なユーザーは施設を持つシェルターで、魅力的な写真を取って編集するオペレーションコスト下げるとともに、保護されているペットの引き取りを促すというプロダクトですね。ステップは単純で①写真をアップロード②adoptmizeのアルゴリズムで写真を自動編集③編集後の写真をダウンロード。照明や背景で写真に映るペットの印象はかなり変わりますし、確かに魅力的な写真を取る手間は結構ありますよね。

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DOGPARK / Dog-Friendlyな空間デザイン

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ペットスタートアップ DOGPARK

いわゆる「Off-Leash Dog Park」、犬がリードを付けずに楽しく遊べる空間をデザインして作りますというサービス。公共施設/自宅、部屋の内/外を問わず、様々な場所に応じたデザインを請け負うのだそう。

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DogSpot / 小売店舗前に設置するIoT犬小屋

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ペットスタートアップ DogSpot

飼い主としては散歩ついでに買い物ができない、リードフックに繋いでおくのが不安といった困りごと、一方、小売店舗は衛生上等の理由でペットが入店できなかったりトラブルを避けたいという思惑等々があり、それらを解決するプロダクトとしてのスマート犬小屋。喚起、エアコン、UVC滅菌、スマートロック等の機能が装備されています。すでに北米14州で展開されているようです。

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KENNEL KEY / 犬小屋の鍵の遠隔解除

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ペットスタートアップ KENNEL KEY

遠隔操作で犬小屋の鍵を解除できるプロダクト。創業者がこれを開発しようと思い立ったきっかけは、アメリカシカゴのDog Boarding施設が火事になり、犬が逃げられなかったこと。似たような悲劇で亡くなるペットはアメリカで年間500,000頭いるようで、その解決策として、ということです。

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ペット関連のカオスマップ、海外だとリサーチ会社CB Insights作成のものがありますね。これはPurina作成なので、幾分か会社としての意図が反映されている印象です。他のスタートアップについても今後ご紹介していきます。

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関連記事は以下から。2回目の解説はこちら


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