見出し画像

ハイスタが叩けなくて…

この間、鑑賞、いや観戦してきた。

映画「SOUNDS LIKE SHIT : the story of Hi-STANDARD」

ムーブメントの中で命がけでもがいたハイスタンダードの歴史年表。

鑑賞後の一言は

「とにかく全員、生きててよかった」

この3人だから乗り越えてきたのか

この3人だったからムーブメントの渦に飲み込まれたのか

観る側の捉え方によって変わってくるが、考えさせられる。

リアルタイムでハイスタを体感していないが筆者は生粋のファン

特にドラマー恒岡 章に夢を見たこともある。

10代の時は髪型はモヒカンでパンクバンドのギターだったが

「ドラムを叩くならハイスタ叩きたい」と

ずっと思っていた。

周りで叩ける奴も限られたし単純に

叩けたらかっこいいから

と言う安易な考えだった。

と、流れ流れて29歳。

この映画を見て、またハイスタが好きになり

青春時代に思った事をやってみようとしている。

「STAY GOLD叩いてみねぇか?」

人間の思いつきとは、時として怖いものである。だって

「メロコア叩いたことないから」

確かに憧れた、そして死ぬほど聞いた名曲。

だが、29歳になって思い切り人生楽しんでやろう期間中

ここでやらなきゃ、やはり後悔するなぁ…

だったらトライあるのみだ!!!スキル上がるしな!!!

聞く、叩く、聞く、叩く、叩く、聞く、聞く

思うのだ

「コイツはバケモンだ…」

二つ打ちのスネア、キックの手数、フィルの細かさ

パンクロックの単調な8ビートとは違う、タッチの繊細さ

音を捕まえるのに必死になった。

「ツネさん、僕は音失いそうというよりも、音がつかめません…」

劇中のに恒さんのエピソードがあった。

ハイスタ解散後の強烈なぐらいのエピソードだ。

「失った音を掴みに行く」こんなワードが出てくる。

恒さんのプレイスタイル自体が繊細が故、音を追わないとあの速度では追いつかないのだ。

素人の僕では到底考えられない、どんな感覚なのだろう。

超人である。

でも全ては練習次第。

「恒さんも、帰ってこれたんだもん」

全ては、これにつける。

でもノーミスでSTAY GOLD叩いてみてぇー

そしたら俺、更にやばくなると思うから。

そんな勇気をもらった映画だったからね!

(腰、いかねぇようにしないと)