webと建築からUXとはなにかを素人が考えてみる(前半戦)

ここ数年UXという言葉が流行っているっぽい。

テクノロジーは凄まじいスピードで成長を続けており、会社ではすました顔で仕事をしていても「ちょいちょい待って、早すぎて全然時代に追いつけないから〜ん」と内心不安を抱えてる人も実は多いのではないかと思う。

自分のなりわいであるwebエンジニアはその最もたる業種で、1年前の技術が「枯れた」など言われるような世界である。

そんな栄枯盛衰が激しい世界でUXが今重要視されている。また、今回取り上げるwebの対となる素材は建築である。スピーディなwebと違い、建築物は遅い。遅いという表現が適切ではないかもしれないが、webと比べると圧倒的に制作期間や、完成後の存在期間も長い。

建築は完成した後、何十年も先のことを考慮され設計されるため、UXを非常に大事にしている。その点からwebも学ぶことも多いはずである。

そもそもUXとは?

まずはみんな大好きwikipedia大先生に聞いてみよう。

デジタル機器/システムに対するユーザーの見方に影響を与えるようなアーキテクチャやインタラクションモデルの生成に関する手法である。「製品とユーザーのインタラクションのあらゆる面、すなわちどのように気づかれ、学ばれ、使われるのか」をその適用範囲とする。 ユーザーエクスペリエンス(UXと略記されることが多い)は、ISO 9241-210[2]において「製品、システム、サービスを使用した、および/または、使用を予期したことに起因する人の知覚(認知)や反応」と定義されており[3]、ユーザーがある製品やシステムを使ったときに得られる経験や満足など全体を指す用語である。 2010年に専門家(研究者・実務家)30名がユーザーエクスペリエンスの核となる概念について議論し、その成果を『ユーザーエクスペリエンス (UX) 白書』として発表した[4]。その中で、 (1) ユーザーエクスペリエンスは「現象としてのUX」「研究分野としてのUX」「実践としてのUX」という3つの視点から捉えられるということ、 (2) ユーザーエクスペリエンスは対象とする期間の違いによって「予期的UX」「一時的UX」「エピソード的UX」「累積的UX」の4種類に分類できるということ、 (3) ユーザーエクスペリエンスに影響を与える要素は「文脈」「ユーザー」「システム」の主に3つのカテゴリに分類できるということが指摘されている。

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自分日本人であるが、阿呆なので皆目理解できない。みなは理解できるのだろうか。

もっと簡単に考えよう。

シンプルイズベストって偉い人が言ってた。

利用者の体験(それをデザインすること)ざっくりいうと、心構え

簡単に表現するとこんな感じではないだろうか。これなら理解できると思う。クライアントではなく、利用者の気持ちをいい感じにするのが大事だ。

また、利用者のいい感じとは別に、課題を解決するのもデザインのお仕事だ。

課題解決方法は、大きく分けて3つの方向からアプローチできる。

1.人間中心設計(HCD)

モノだけでなく、それを使う人間の要求に応えるために技術を生かさなければならない。HCD では「人間」を中心にすえて、人間の要求に合わせることを優先して設計する。

2.全人的医療

特定の部位や疾患に限定せず、患者の心理や社会的側面なども含めて幅広く考慮しながら、個々人に合った総合的な疾病予防や診断・治療を行う医療。

3.ファンクショナル・アプローチ

問題を直接解決しようとする今までの方法と異なり、創造力を3日で引きだすために、一度ファンクションに置き換えてから解決しようとする、問題解決の技術のこと。
ファンクションとはカタチを形成する本質的概念。例えば「メガネ」はカタチ。「視力を補う」ということがファンクションに当たる。人は「眼鏡」がほしいのではなく「眼鏡」がもつ機能がほしい。

学術的な話なのでこれ以上触れない。上記に関しては詳しく知りたい人は自分で調べてほしい。というか自分はエンジニアなので深く触れることなどできないし、そんなのUXじゃねーからふざけんなよ!オタクは暗い部屋で真っ黒い画面と2次元から出てくるなと言われるとダークサイドに落ちてしまう。しんぺーは優しい人が好きである。とりあず課題解決には3つの方面からアプローチできるということだ。

UIとUXの違い

UXと一緒に語られることが多いUIだがナニが違うのだろう。

UI    提供者がユーザーに提供する道具や機能、仕組み
UX = 利用する人が受ける感情、体験

つまり

UI Designer ≠ UX Designer

役割がそもそも違うため、UIデザイナーがUXデザイナーである必要はないと考えてよさそうである。

どこまでがユーザー体験?

ではどこまでがユーザー体験なのだろう。体験ってざっくりなのでECサイトを例にシンキングしてみよう。

帽子がほしい → ECサイトにアクセス → 商品を探す → カートに入れる →
購入手続き→ 購入 → 発送 → 受取 → 帽子をかぶって友達と出かける

とあう女性が新しい帽子がほしいと仮定する。この順序においてユーザー体験に該当するプロセスはどこからどこまでだろうか。

・・・

すべてユーザー体験。

おい、ずるいタイプのクイズのそれ。

ユーザー体験は固定化した概念ではなく、守備範囲を自分たちで決めることが重要だと考えられる。つまり物流まで手出すのもUX。商品開発もUX。広告もUXにあたる。UXデザイナーを目指す方や、名乗る方は自分の守備範囲を決めることが必要になるのではないだろうか。

UXは誰かのUXを下げ、誰かのUXをあげること

UXは固定的な概念ではないため、誰かにとって良しとされることが、他の人にとって不利益になることがある。対象範囲をきちんと決めることが大事。

みんな幸せな世界はユートピアであるけど、そうはいかないのがUXではないのかもしれない。知らんけど。

想定よりUXの説明だけで結構な分量になったので続きは後編へ

UXは広大だわ...

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