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【ベトナム】With Coronaで生き抜くために内需と外需ビジネスを考える②

次回、例に出してWith Coronaの世界で異国の地ベトナムではどのように第三次産業従事企業は生き抜くために何をするべきかを考えたいと思います。(前回

第三次産業と言えども、飲食店であれば前述したように営業時間の変更やデリバリーやテイクアウトのテコ入れなどがあります。しかし、ホテル業や観光業の場合はどうでしょうか?現在諸外国同様にベトナムも空路と陸路での入国を制限しています。仮に特例で入国したとしても14日間の隔離があります。一般的な観光及び出張は原則的にできない状況が続いています。

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2020年1月は2,000万人が観光しています。その後2月1,242万人の40%減少、3月には449万人にまで減少し、4月に至っては26万人と99%減となっています。この余波を観光業やホテル業は直撃しています。

入国制限がある限り、観光はもちろんホテルに関しても空室占有率が高すぎて休業閉店の措置を取る企業が続くでしょう。ベトナム人の国内移動のみでは大小それぞれのホテルをカバーするには到底及ばず、実際に宿泊したくても営業していないため宿泊できないケースも出てくるかもしれません。

では、コロナ禍でありつつも営業自粛下でも売上を作るにはどうしたら良いか?

日本やアメリカの一部第三次産業ではクーポンや年間パスなどを販売開始しています。しかし、海外からの需要を圧倒的に受けていたベトナムでは一過性のクーポンや年間パスを企画作成して販売するだけの購入メリットが消費者にあるのだろうか?恐らくごく一部の消費者ができるだけで、全然カバーし切れないと思います。

オンラインでのサービスが不可能なホテル業では、ヒトが移動して宿泊して初めて利益を上げることができます。当然のことだけど、何ができるのか?地域住民やベトナム国内の居住者向けにスペシャルオファーを出して稼働率を上げることや、Vinグループが発表した医療従事者への特典のような企業価値を高める活動をするか、止血のために休業するか・・・。

休業して必要最低限の支出を選ぶのか?
居住者向けにPRして売上を作るのか?

前者は予測と計算が可能だが、現金ないと倒産する。
後者は維持と予測のもとに計算して結果出さないと、さらに赤字になる。

観光業であってもVRツアーがまだまだ一般的になっていない中で、VRツアーの構成と提供をしたとしても、ヨーロッパを始め無料公開が進んでいる中で課金モデルを取るのは厳しいだろう。寧ろ来れないヒトに対してできるサービスを考えて提供して耐えて生きて克服していくことを促す方がレピュテーションとして良いだろう。

つまりは外国からのヒトが顧客であるビジネスでは、売上を作っていくことは厳しい。その売上を作ろうと無駄に資金を垂れ流すよりも、来れないヒトや来たいヒトに向けた未来のサービスを提供していくのはどうだろう。

未来に繋げるための道筋を作る方が、必死に営業して売上作るよりも良い気がしてきた。しかし、資金が枯渇していく企業においては傷が深くなる前に閉じるのも手だろう。状況が活性化してから、別事業でも同事業でも再び経済活動をするのが良いかと思う。


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