物語【絶望からの脱出】第九話
地球外生命体に避難施設を攻撃されてから数時間が経った。これからどうするのか、NOAの返答待ちだ。
優里は。。。
「ん?」
怖くないのか。。。
「。。。」
「隕石が地球に落ちる。。。その時点で数パーセントしか信じていなかった。」
そうか。やっぱりお前は現実的だな(苦笑)。
「いや、今の方が現実味ないけど。宇宙人だぞ。」
ん?。。。そうか。。。そうだな(笑)。
「(笑)。」
何?
「やっぱ、お前はおもろい。」
夏陽もこのやり取りを見て笑っている。
「生きてて良かったな。」
あぁ。また会えて良かった。
「皆サン、逃走ルートガ完成シマシタ。皆サンノ端末ニダウンロードシマス。」
「コレカラハ、私ガ案内出来キマセン。ソノ地図ヲ頼リニ、クレグレモ注意シテ進ンデ下サイ。」
「目的地は?この地図の目的地には何がある?」優里が尋ねる。
「ソコニハ、コノ施設ノ様ナ地下施設ガアリマス。トニカク、ソノ施設マデ逃ゲ切ッテ下サイ。。。ドウカ、ゴ無事デ。」
ありがとう!NOA!
「。。。。」
「イエ。。。当然ノ事ナノデ。」
また会おうな!
「。。。」
「ハ。。。ハイ!」
「行くぞ!皆んな!」優里が皆んなを扇動する。
陽の光が少し射し込む、薄暗い森の中を僕らはまた歩き始めた。
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