本当の自分も偽の自分もない/自分探しではなく自分づくりをしよう

・本当の自分とはなんだろう?
・偽物の自分ではなくて本当の自分で生きる
こんなふうに思っている方が多いようですが、
この考え方だと混乱してしまうのと、迷宮入りしてしまいまいますので、
自分の扱い方、「本当の自分探し」ではなくて「自分を育てる」ということをお伝えします。

元の動画はコチラ

本当の自分と偽物の自分


 本当の自分
 自分探しの旅、
そういうものもありますが
それとはすこし違うのです。

メンタルの世界とかスピリチュアルな世界では、
「本当の自分」で生きましょう
というような話がありますが、
それをしていると、迷ってしまいます。

「本当の自分」というからには「偽物の自分」がいる
多くの人はそこにとらわれて
この「偽物の自分」ではなくて「本当の自分」で生きる
ことをするという感じで言われているのですが、
「偽の自分」というのはないのです。

隠している自分と表面上の自分 

 
 本当の自分 と 偽物の自分
というのはなくて、
あるとするなら、
 
 隠している自分 と 表面上の自分 

いうのがあると思っておいていただくといいと思います。

表面上の自分が悪いわけではないです。

たとえば、私はセミナーとか youtube もそうですが
表面上の自分でやっています。
これは、多くの人がとらわれている言い方で言うと
「偽物の自分」になるかもしれませんが、
「偽の自分」ではなくて、「表面上の自分」であって
これを僕は使いわけています。

例えば、
 ・いい顔の自分
 ・気さくな自分
 ・優しそうな自分
で仕事をしたほうが絶対成果が上がりますので、
その自分をうまく使っています。

だから、この「表面上の自分」は、
「偽の自分」ではなくて本当の自分の一部
であるだけなのです

そして、この「隠している自分」が、「本当の自分」ではなくて、
「隠している自分」は、普段 「表面上の自分」で生きることをしていると

社会生活の中では、この「表面上の自分」を使った方が生きやすい

そのほうが社会生活しやすいから出さないようにしている自分です。

でも、「隠している自分」も自分の中にあるのです。


いろんな自分を使い分けること

例えば、この「隠している自分」が
怠け者だったりとか
不平、不満、愚痴の自分だったとします。
そうすると、多くの人は
この自分を変えようとか、なくそうとかするのですが、
この自分も自分です。

だから、この
 わがままな自分とか
 不平、不満、愚痴を言う自分とか
 なかなか頑張れない自分とか
 すぐ怠ける自分とか
そんな自分も全然いてもいいのです。

この「隠している自分」を発揮すると、
わがまま放題のような自分を発揮すると、すごい人になれる
と思っている人もいるかもしれないのですが、
そうではなくて、

 いろんな自分を使い分けること

ケースバイケース、時と場合によって使い分ける

この「隠している自分」を受け入れてくれる人がいると
もちろん癒されます。

だから、「隠している自分」を発揮すると、幸せを感じますが、
では、すごい人になれるかというと、それはまた全然別の話です。
「本当の自分」で生きるとすごくなれる、とかいうのも、全然違うのです。
だから、自分に覚醒するということをすればすごくなれる、というのも、そんなことではなくて、
自分に覚醒したけど普通だったということも多いです。


だから、
  いろんな自分がいる 
  表面上の自分をうまく使い分ける 

「表面上の自分」は、社会の中で生きるための自分です。

ただ、「表面上の自分」ばかりで生きていると、
「隠している自分」がストレスを抱えるので、
そのストレスを、自分自身が家で発散してもいいですし
友人との関係の中で、信頼できる友人を見つけて聞いてもらったりする
というのもいいですので

  両方ちゃんと使い分ける

ことです。

  両方全部が自分なのです。

そんな感じでとらえておいてください。

自分を育てると花開く


この「隠している自分」を発揮したとてすごい人になるわけではないです。
より自分らしく生きて、
例えば、大好きなこと仕事にしたいとか
より豊かになりたいとか
というふうになっていくと、
この「自分を育てる」ということが次に必要になってきます。

  見えている「表面上の自分」 と
  いま自分の中にある「隠している自分」
  を全部受け入れること 

ただ、この全部を受け入れたとて
好きなことをして仕事にできるかとか
たくさんの豊かな状態がやってくるかというと、これはまた別なのです。

例えば、大好きなことをして仕事をするというと、
仕事というのは誰かに価値を提供して、
それでお金をいただくものなので、
そもそも、価値を提供できるものがなければ仕事にはならないですし、
価値を提供したとしても、
その提供したものが大したことがなければ、
仕事になったとしてもそんなに必要としてくれる人がいなかったり、
少なかったり、単価が安かったり、
ということになります。

だから、社会で成果を出したりするようなすごい自分というのは、
楽しい自分ではないのです。
すごい自分、社会の中でお役にたてる自分というのは、
自分で育てていかないといけない
のです。

「隠している自分」を発揮したとてそうなるかどうか人それぞれなのです。

なぜ人それぞれかいうと、
これまで積み上げてきたものがあるかどうかです。

みんな、ダイヤの原石です。
でも、ダイヤの原石とは石ころですから、
この石ころを今までの人生経験の中で磨いてきたかどうかです。

磨いてきた人は本当の自分で生きはじめて、
すべての自分を発揮しだしたときに
このダイヤになっているものを見つけて、
それを提供すれば花開きますが、
まだ石ころの人は花開かないです。

これは良い悪いではありません。
花開きてない石ころだったと気づいたらそこで終わりではなくて、
これを磨く作業をしていけばちゃんと花開くので、
だから自分を育てていくことです。

自分をつくっていくことです。

自分の中に記憶を入れていけば、得意なことに変わる

実は、自分というのは自分の中に入っている記憶です。

いろんな自分というのは、記憶です
それと、自分の得意なことや才能というのも、実は記憶なのです。

元々持って生まれたものもあります。
元々持って生まれたものは、過去生の記憶なのです。
全て記憶で その記憶を自分の中に入れていくことです。

入れていけば磨かれます。
入れていけばどんなことも得意なことに変わってきます。

もちろん、元々持って生まれた才能もありますが、 
元々ある記憶をさらに磨きをかけたほうが
花開きやすいです。
もともとのセンスもあります。
もちろん、もってうまれたほうが早いですが
いずれにしても磨かないことには花が開きようがないので、
  それを積み上げていく
  コツコツ磨いていく

そうするとどんな人もすごい人になっていきます。


イメージしてチャレンジして試行錯誤して、身につく


それにはイメージすることが大事です
  素晴らしい自分のイメージ
をします。

それと、
  チャレンジをしていく
  試行錯誤していく

ことです。
すべての才能とか得意なことというのは記憶といいました。

ですが、これは、ある意味、自転車の乗り方と同じなのです。

自転車を初めてでいきなり乗れる人がいます。
この人は記憶を持っている人です。
でもほとんど人がこけますよね。
こける人というのは、その才能の記憶を持って生まれてないのですが、
何回か何日か練習をして、
最初はこけても何回か練習していくうちに乗れるようなります。

1回乗れると5年乗らなくてもまた乗れるのです。
その才能が記憶として脳の中に入ったということです。
これを、方法記憶といいます。
この方法記憶を自分の中に打ち込んだということです。

自転車はみんな乗っているものなので、
当たり前のように乗っているイメージがわきやすいです。

  イメージをして、チャレンジして、
  試行錯誤を繰り返すことで乗れるようになる。

これと全く同じです。

これから皆さんが身につけていきたいものも
いいイメージをして、チャレンジをして
達成できるように試行錯誤していくと
どんな人も自転車の乗り方のように
それを達成するための記憶、
方法記憶が入ってきます。

もちろん、勉強も大事です。
やり方を学ぶというのも大事なので、
それができる人から学ぶということも、すごく大事です。

イメージして、チャレンジして、試行錯誤する中で学ぶということをやっていくと、
その方法は必ず身につきます。

そうやってすごい自分をつくっていくことです。

自転車乗りのほか、公文式なんかもそうです。
子供のときに公文に行かれた方も毎日毎日同じような計算をずっとしますし、
そうやって記憶を入れていくのです。

脳のシナプスという脳の神経細胞の回路がありますが、
その回路を強いものにつくっていくという感じです。

そうすることで
 微妙な筋肉の伝え方
 微妙な表情の変え方
 微妙ないろんなやり方というのを
記憶として打ち込んでいくものなので、
その作業をすると、すごい自分というのが育っていきます。

それをコツコツと、どこまでやるかです。

今まで積み上げてきた人、
今までコツコツ何かを磨いてきた人はすぐ花開きます。

でもそうではない人、私もそうではないほうだったのですが、
そうではない人は、
 イメージをして、チャレンジをして、
 学ぶべき人から学んで、
 試行錯誤を繰り返していく

そうすることで花開いてきます。

私は時間かかりました。
14年前に独立をしましたが、それまでは化学の研究をしてたので、
この世界に無縁でしたし、
何も知らなかったです。
ネタもなかったところから、コツコツやることで磨いていきました。
もちろん学ぶべき人から学んで、
お金払って学びに行くということもしていました。

磨いてこなかったことを 悔やまないことです。

磨いていく そうすれば必ず 花開きます。


自分探しではなく自分づくりをしよう

本当の自分を探す、偽の自分を克服する、ではありません。

「偽の自分」ではなくて、これは表面上の社会生活の自分なので、
うまく使うこなすことです。

「隠している自分」というのはちゃんと認めて、発散してあげる。

それをやってもすごい人になるかというのは、人それぞれなので、
そこで花開く人もいれば、そうではないもいます。

そうではない人は磨いていきましょう。

  自分がやりたいことをまず決めて、
  そのやれる自分に成長していく

そうすると、どんな人もすごい人になってきます。
これをやるかやらないかだけなのです。

ぜひ、参考にしてみてください。
今日のお話は、本当の自分探しをしている人へのメッセージをお伝えしました。


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