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【社内イベント】本音で語ろうパパ育休座談会を開催しました!

2022年10月から男性社員の育児休業推進する新制度「産後パパ育休(以下、育休)」がスタートしてから1年が経過しました。

「産後パパ育休」
子どもの出生後8週間以内に、父親が最長4週間の育休を取得できる制度です。2回までの分割取得ができるほか、育休中の就業も可能になるため、男性従業員の育休取得を後押しする効果が期待されています。
参考:育児・介護休業法改正のポイント│厚生労働省

パーソルダイバースでも、男性社員の育休を前向きに検討する社員が増加し、すでに11名が取得済みです。(2023年11月末時点)

そこで、昨年11月に育休を取得した男性社員たちが集まり「パパ育休座談会」を開催しました。

育休取得までの段取りや、休暇中の実体験などリアルな声をまとめてお届けします!

【参加者】
Kさん:就労移行支援事業所勤務(1児9か月のパパ:1か月育休取得)
Yさん:障害のある社員の指導・支援(1児10か月のパパ:1か月の育休取得)
Sさん:キャリアアドバイザー(1児7か月のパパ:3か月の育休取得)
Nさん:事務職(育休取得予定のパパ)

【同席者】
参加社員の上司2名、人事、広報担当

※以下は、座談会開催2023年11月当時の内容です。

育児と仕事のバランスをとって育休期間を選択、周りの人の温かさを実感


人事:「育休の期間」は、皆さん一番悩まれるポイントかと思います。ご家族や関係する方々との会話が必要ですが、期間としては、まずは「1か月」と人事からはお伝えしています。

2021年6月の育児・介護休業法改正に伴い、事業部配下の社員からご懐妊(ご自身・あるいはパートナー)の報告を受けたタイミングで、上司(会社)は育休制度の説明や取得の意向確認を行う義務があります。

ー上司や同僚・関係先に対して育休の取得について、どのように説明しましたか?


Kさん:職場スタッフへの負担などを考えると取得しづらい気持ちになるかもしれませんね。
私は、上司であるYマネジャーに背中を押していただき、前向きな気持ちで取得することができました。

マネジャーYさん:私自身が10年前に、第3子が生まれた時に半年間の育休を取得しました。その期間は人生で非常に有意義な時間となり、その経験から部下にも育休を奨励していきたいと考えていました。

Nさん: 私はこれから12月~2月までの3か月間、育休を取得します。この期間が繁忙期と重なることを把握していたため、取得の半年以上前から、上司であるIマネジャーに相談していました。
育休取得の意思だけではなく、周りへの影響や自分がどのようなはたらき方を望んでいるかなど、対話を重ねました。理解を示してくださり感謝しています。

マネジャーIさん:N.Sさんが丁寧に説明をしてくださり、より応援したいと思いました。引継ぎや不在期間中の業務を円滑に進めるために、社内での情報共有、業務の標準化、他のチームへのサポート依頼など、計画を立てて進めました。

Yさん:私が所属するチームは、3名の障害のあるメンバーに対して1名の指導メンバーで構成されたチームで毎日現場に出て農作業を行っています。
指導メンバーが不足している中、私は定着支援も兼務していたため、休暇の取得については非常に悩みました。周りの方々が背中を押してくれたことや、農家さんからも「父親はあなたしかいないから、気にせず休んでください。」と温かい言葉をいただき、1か月間育休を取得できました。

Sさん:チームの皆さんの理解とサポートのおかげで、育休を取得することができ、本当に感謝しています。私の部署内では、私と同じ時期に、他の社員と育休のタイミングが重なってしまい、負担をかけてしましました。上司が率先して、私の仕事を巻き取って動いてくださったことに心から感謝しています。

ー「育休中の収入面」や育児休暇給付金が支給されるタイミングは?


人事:期間の他には、「育休中の収入」に関しても社員の方から質問が多く寄せられます。「育休中の収入」は、給与支給がない分、育児休業給付金や、休業期間の社会保険料免除や翌年の所得税額を考慮すると、月額給与の8割程度の収入が期待できます。

育児休業給付金について
育児休業期間中、賃金が支払われないなど一定の要件を満たす場合には、「育児休業給付金」が支給され、休業開始時賃金の67%(休業開始から6か月経過後は50%)が支給されます。

育児休業給付金は非課税のため、所得税はかかりません(翌年度の住民税算定額にも含まれません)。
また、育児休業中の社会保険料は、労使ともに免除されます。給与所得が無ければ、雇用保険料も生じません。
その結果、手取り賃金で比べると休業前の最大約8割となります。
参考:育児休業制度とは|厚生労働省

Sさん:収入面のことは前もって調べました。私が住んでいるURでは、条件が満たされれば子育て世帯向けに家賃が最大20%減額されるお得な制度などもあり、いろいろ調べるのが楽しかったです。私は3か月間育休を取得していたので、1回目は、休業開始から2か月後ぐらいに振り込みがあり、計2回の振り込みがありました。

出産前の話し合いや情報収集でいいスタートを


ー育休中の過ごし方や、育児において参考にした情報はありますか?

Kさん:育休中の過ごし方ですが、基本的に授乳以外の家事や育児全般を担当していました。
社内の育休ガイドを参考にした以外は、自治体主催の新米パパママ相談会に参加して子育てに関する情報や産後の妻のケアなども情報収集していました。

Nさん:私は今まさに12月の出産に向けて、妻と役割分担を話し合っているところです。私も積極的にサポートしていきたいと思います。

仕事と育児の両立「はたらき方を見直すきかっけにつながった」という声も


ー復帰後、はたらき方に変化はありましたか?

Kさん:職場は、業務が一人に依存していないため、簡単な引継ぎで仕事を進め、復帰初日から勤務していました。はたらき方は、育休前と変化はありませんでした。平日は仕事もあるので、夜の入浴は担当するようにしています。

Yさん:今までは仕事が優先でしたが、子どもの検診やイベントに合わせて有休を計画的に取得するなど、自分のワークスタイルを見直すきっかけにもなりました。

Sさん:今までは時間を気にせずはたらいてきましたが、子育て中はそうもいかないことを痛感しています。今まで以上に生産性高く仕事をして極力早く仕事を終えることを意識するようになりました。平日は授乳以外で起きた際には、私があやして寝かしつけるように妻をサポートするように心がけ、土日の家事や育児も積極的に担当するようにしています。

育休は日々成長する我が子の成長に向き合えるチャンス


ー最後に、育休を取得して実感したことや、今後育休を検討される方に向けたメッセージがあればお願いします。


Kさん:育休中は、家族のことに専念しながら、子どもの成長を身近に感じることができ、かけがえのない時間を過ごすことができました。お互いの両親からのサポートを受けずに、夫婦で力を合わせて子育てに取り組んでいたため、1か月の育休はとても有難かったです。

Sさん:初めての育児はとてもじゃないけど一人でできるものじゃないと感じました(毎日妻も私もヘトヘトでした・・・)3か月間の育休中に子育てを体験して、あらためて自分たちの両親への感謝の気持ちも湧き上がり、とても良い経験になりました。毎日変化がある我が子の成長を身近に感じ、妻と共有できた時間は人生の宝物になりました。

Yさん:出生後に様々な書類に娘の名前を書くたびに、「家族が増えた」という実感がありました。上司を始め、同僚やメンバー、農家さんのサポートに感謝しています。復帰してからは、自然と「頑張ろう!」いう気持ちも湧いてきました。

Nさん:今後も、会社として育休を推進していくためには、育休を取得する前の「職場」におけるアプローチや体験談を共有することが重要だと感じました。今回は座談会でしたが、こういった機会を通じて、経験者の方々の体験談を聞き、非常に参考になりました。

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いかがでしたでしょうか。
パーソルダイバース社員の座談会から、育児について考えるきっかけになれたら幸いです。

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