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【パーソルダイバースのお仕事#01】ミラトレ支援員

「パーソルダイバースのお仕事」では、
自分らしくはたらく社員のインタビューを通じて、
パーソルダイバースの仕事を紹介します。
 
今回は、就労移行支援事業所「ミラトレ」の支援員のお仕事をピックアップします!
「長期的に人と関わる仕事がしたい」という想いでパーソルダイバースに入社し、就労移行支援事業ミラトレで活躍されているKさんのご紹介です。
パーソルダイバースに入社を決めた理由や、支援員の仕事のやりがい・大変さについて、今後のキャリアビジョンのお話を伺いました。

ミラトレの支援員として活躍するKさん

 <プロフィール>
【氏名】Y.Kさん
【所属】パーソルダイバース 人材ソリューション本部 ミラトレ事業部
【入社】2020年4月
【仕事】就労移行支援事業所「ミラトレ」で支援員として勤務しています。
支援員の仕事は、利用者様の就労をサポートすることがミッションです。
新規利用者様の見学対応や、就労準備の訓練、就職活動のサポート、定着支援までを一貫して伴走していきます。



これまでのキャリア

ー 大学卒業後、高齢者福祉の業界へ

  • これまでのキャリアについて教えていただけますか?

大学の経営学部を卒業して、これまで3社の勤務経験があります。
新卒で入社した1社目は、供花の販売や、葬儀の祭壇を作る会社でした。
もともと人と関わることが好きで、大学時代もアルバイトで接客をしていたのですが、祭壇作りの仕事は人と関わる仕事ではなかったので、もっと長期的に人と関わる仕事がしたいと思い、高齢者のデイサービス施設に転職をしました。

また、この時期に高齢者福祉に興味を持ち始め、高齢者が楽しく生活できるサポートをしてみたいと思い始めたんです。
高齢者施設も様々なサービスがあるのですが、「利用者様がお家で楽しく生活するためのサポートをしたい!」と思い、デイサービスへの入社を決めました。

デイサービスでは、ご自宅からの送迎、入浴やリハビリなどを行う介護職として4年間勤務していました。レクリエーションでワークをしたり、外出を手伝ったり、介護の現場で高齢者の方々の生活がより充実したものになるように、生活面の支援をしていましたね。

ー なぜ障害者支援の道へ?

  • 障害福祉に興味を持ったきっかけは何ですか?

デイサービスで管理者として働いている時に、障害がある方と採用面接でお会いしたことがきっかけです。
人事から「障害者手帳を持っている方です」と言われた時に、恥ずかしながら当時は全く知識がなくて、正直不安になってしまったんです。

でも、実際会ってみたら、明るくてとても仕事熱心で、「ぜひとも一緒にはたらきたい!」と思える方でした。

その時、もしかすると受け入れる企業の理解がないために、
はたらく意欲はあっても、障害を抱えているとか疾病があるという理由だけで就職できない方はとても多いのではないかと思ったんです。
私がそのような方々の就職をサポートする仕事をしたいな、と思い始めた出来事でした。

福祉サービスは、とても広い領域なので、高齢者福祉は勉強していましたが、就労移行支援については全く知りませんでしたね。
でも、調べていくうちに高齢者も障害者も同じ「福祉サービス」であると知って、関心が強くなりました。

ー パーソルダイバースの入社を決めた理由

  • 何が入社の決め手でしたか?

同じ福祉サービスでも、高齢者福祉とは全く職種が違うので、就職活動中は期待通りの仕事ができるのかなと不安がありました。
その点、パーソルダイバースは、未経験でもしっかりとした研修制度があるので安心と面接官が教えてくださり、研修期間も長いので、じっくりと教えてくれる会社だと安心感を持つことができました。

また、介護の仕事はシフト制で、土日も勤務していましたが、土日祝日が休日だったのも魅力的でした。
就労移行支援事業なので、土日に休日開所日はありますが、休日に出社した際は平日にきちんと振り替え休日を取得できることもあり、お休みはしっかりと取れています。

他に受けていた会社と比べて、パーソルダイバースは福利厚生も充実している印象で、長く働くためには、研修や働きやすさが大事だと思い、入社を決めました。


ミラトレの支援員の仕事

ミラトレの詳細はこちら

ー 就労移行支援事業所の”支援員”とは

  • 就労移行支援事業とは?

就労移行支援事業所は、障害のある方や難病があり一般企業への就職を希望される方が、就職へ向けたトレーニングを行ったり就職活動や就職後のサポートが受けられる場所です。

  • ミラトレの支援員の仕事やミッションを教えてください。

ミラトレでは、10時~16時で利用者様が通所しています。
午前中は、支援員が講師を行い、就職活動講座や、メンタルケア講座、ストレス対処法、人との距離の取り方といった様々な講座を実施しています。
午後はグループ活動時間で、疑似的な就労体験をしながら、利用者様の体力や得意なこと・苦手なことを一緒に見つけながら活動をしてもらいます。
 
最初は週3日程度の通所頻度の方が多いのですが、週5日程度の通所ができるようになると、就職活動を始める方も出てきます。
就労移行支援事業所では、まずは就職を目指していますが、
「就職して終わり」ではないので、利用者様に合った就労先を見つけて、長く働くことが最終的なゴールだと思っています。

  • 利用者様に合った就労先を見つけるためには?

就労経験がある利用者様も多いので、「なぜ転職したのか」「どうして体調を崩してしまったのか」と、これまでの振り返りを行ながら、
定期的に面談を重ねることで、利用者様の自己理解を深めてもらっています。
今後はどんな環境や仕事が良いのか、支援員と一緒に整理して、
ハローワークや紹介会社を利用しながら就労先を探していきます。
利用者様に一番合った就労先を探すことは、支援員として一番重視していますね。

講座の講師は支援員が担当します。

ー 仕事のやりがいと大変さ

  • 支援員の仕事のやりがいは何ですか?

利用者様が内定をもらったときは自分のことのように嬉しいですね。

人によってペースは違いますが、ミラトレの利用を始めたばかりの頃は
体調がまだ整っていなくて、「朝起きれないので休みます…」と連絡をもらうこともしばしばある状況から、
徐々に通所頻度が上がってきて、笑顔が増え、明るくなったり、
支援員にも自分のことを話してくれるようになるんです。

そこから一緒に就職活動に取り組んで、内定をもらえたとなると、
利用者様のいいところが企業にも伝わったんだなと思えて、本当にうれしくなります。
就職後も定着支援で近況を伺うこともありますので、長期的に利用者様と向き合っていけるのはこの仕事のやりがいだと思います。

  • 大変だなと思うこともありますか?

就労に向けて自己理解を深めるために、利用者様と支援員とで面談を重ねていきますが、
利用者様としては課題に思っていないけれど、
客観的に見たら課題だろうと感じられる時、いかに利用者様に伝えていくかは難しいです。

人の意見も聞けるし素直な方であっても、客観的な課題に気づけていないケースはあるので、働いてから課題が浮き彫りになってしまうだろうことを、利用者様にどう伝えていくか悩むことはあります。

できてないじゃん!って言えればいいんですけどね、そうもいかないです。
1年くらい時間をかけてじっくり関係性を築いていくので、どのタイミングで伝えようとか、どんなふうに伝えたらいいか、ほかのスタッフとも相談しながら、利用者様と向き合うようにしています。
言いづらいことでも、相手のことを思ってちゃんと伝える、それが大事ですね。

ー 支援員に向いている人、向いていない人

  • Kさんから見て、ミラトレの支援員に向いている人はどんな人だと思いますか?

自分の価値観を押し付けすぎるのは良くないなと思いますね。
自分の人生観だけで決めつけちゃう人は向いていないかもしれません。
例えば、私の経験ではこうだったから、あなたもこうでしょ、と
自分と同じ価値観を相手に押し付けてしまうと、当たり前ですがいろんな価値観があるので、それが合わない時に支援がしづらくなってしまうと思います。

  • どんな人だったら支援員に向いていると思いますか?

”利用者様の考えを受け容れることができる人”だと思います。
時には、「それは違うかも」と思うこともありますけど、
すぐ否定するのではなく、利用者様の考えをまずは受け入れて、
どうしてそう思っているのかをきちんと聞いたり、そう思った背景で何を訴えているのか、耳を傾けることができる人は向いていると思います。

ミラトレの利用者様は10代~50代まで幅広年齢層の方が通所しているので、支援員よりも社会人経験がある方もいるし、人生の先輩だったりするので、
いろんな価値観や考え方を持った方がいるので、寄り添っていくのが大切ですね。

また、傾聴して寄り添いながら、「相手の立場に立って考える力」も必要だと思います。
話を聞きながらも、方向性を見つけてアドバイスをしていくので、
時にはしっかりと伝える、ということも支援員の仕事では必要になります。

ー ミラトレの魅力

  • はたらく上で感じる”ミラトレの魅力”は?

 他の就労移行支援事業所で働いた事はないのですが、現在ミラトレは15拠点程ありますので、他の事業所とも情報共有がしやすいのは魅力ですね。

支援に悩んだときにスタッフ同士で「こんな事例がありますか?」とチャットで気軽に聞けるとか、事業所間で風通しが良いので、障害福祉で初めて仕事をする上ではとても心強かったです。

あとは、研修で他の事業所に伺うことがあるのですが、どの事業所もスタッフが明るくて、アットホームなところが多いです。
事業部の報奨制度があるので、売り上げ目標を達成した月は、みんなでご飯を食べに行って、コミュニケーションを深めたりして、スタッフ同士とても仲がいいですね。

今後のキャリア

ー 支援員はどんなキャリアを描く人が多い?

就労移行支援事業所でのキャリアで言えば、事業所の管理者となる「センター長」として、数字管理やマネジメントを担うというキャリアはあると思います。

また、マネジメントではなく専門性を高めていきたい場合は、「サービス管理責任者」を目指す人が多いですね。
サービス管理責任者になるには、現場で実務経験を積んで資格を取得する必要はありますが、やりがいのある仕事です。

全く別の観点だと、就職が決まった卒業生の就職先企業での人事の方から「実は、前職は就労移行支援事業所の支援員だったんです」とお聞きすることもあって、
障害者雇用をしている企業の人事や、特例子会社のジョブコーチ、定着支援担当といったキャリアに進む方もいるみたいです。

ー ご自身の今後のキャリアを教えてください。

実は、2022年12月からミラトレ新松戸に異動しまして、
現在は「第二サービス管理責任者」という役割もいただき、
利用者様の見学対応や個別支援計画の作成、就職活動のサポートを担当しています。

 
私はセンター長になってマネジメントや事業所管理をしていくより、専門性を高めていきたいタイプなので、現場でスキルを磨いていきたいと考えています。
精神保健福祉士の資格の勉強中なので、専門スキルや知識を身に着けて支援に役立てたいと思っています。

人と関わるのが好きなので、現場で専門性を磨いていきながら
いずれはサービス管理責任者を目指したいなと思っています。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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