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寝れない時に綴る


 これを書いているのは午前1時。
 いつもなら寝てるのに今日はただ寝れない。
 今日はというか定期的にこの現象に陥る。
 正確に言えば寝付くのに時間がかかる。

 最近はそんな日が続く。
 年度が変わるタイミングで私は今の会社に入って初めての部署異動を経験した。これまでは現場仕事メインだったが、今は営業として事務所に籠り、「今日の夕飯は何を作ろうか」「休日は誰か誘って飲みに行ったり遊びにいくか」なんてふわふわしながらパソコンとただ向き合う日々を過ごしている。

 環境も安定してきたので、改めて私の話をすると、
 都内の金融機関で事務と営業を勤めてきた私は、去年の冬に転職をして、某物流業の会社に入社した。はじめは現場仕事で入出庫管理や仕分け作業、しかし次第に上記に加えて派遣作業員の手配と週単位/月単位での作業スケジュールの策定、ドライバー・荷役への指示出しなど新卒2年目、ましてや入社1年未満のやつにやらせるのか?というような仕事がメインだった。
 ただどちらかと言うと、他の社員がめんどくさがってやらずに蔑ろにしてきた仕事を出世のために受け持って、キャパオーバーになろうが出世とやりたいことのために取り組んだという表現の方が正しい。
 このおかげで色々なことを犠牲にしてきた。
 朝早くから自発的に出勤して、イレギュラーが起きたとしてもへっちゃらだと言わんばかりの準備を行ったことでプライベートは壊滅的だった。
 前職の時みたく、外に出てはじめましての人と会う機会は少なく、友人との食事も月一あるかないか。去年はとてもつまらない一年だった。
 今年に入ってからも休みの日でも仕事のことを考え、何の面白みもない社畜に成り下がった。

 私がやりたかったのは貿易に関する仕事であった。大学で国際経済をメインで学んでたこともあり、貿易というジャンルが自分の性に合うと考えてた。輸入時における通関業務やら何やら、世界を知るためにモノの流れを読み取り顧客満足につなげるということにやりがいを感じたんだと思う。

 元々通関業務自体がやりたい業務ではあったものの、こんなにも退屈なのか、事務所ってこんなに空気悪かったっけ?などと考える。
 業界的にも離職率が低いわけでもなく、正直人の出入りは激しい方だと思う。何せ入社して2ヶ月で辞めていく人もいれば、異動して1ヶ月足らずで音信不通になる人間が出るほど。

 原因についてお昼休憩のタイミングなどで考えているが、その職場の空気感なのか単なる業務過多なのか私には見当もつかない。
 考えているだけ無駄なのかもしれない。

 今の部署でもそうだが、年齢の近い人とご飯に行くと転職の話が必ずと言って良いほどに話題になる。
 私のような新卒の年に転職活動をして、実行に移した人間に「どうやったら転職は上手くいくのか」や「転職するためにどんなことが必要なのか」を都度聞いてくる。
 そのような人に対して、「経験」がキーワードだと私は必ず言うようにしている。

 何を経験してきたかというのが採用する側の人間が最重要視するモノ。人柄を知りたいなんて上辺だけ取り繕った綺麗事だって。
 私も前職での営業経験から結果に結びついた経緯と学習したこと、それが志望する会社・業務にどう活かせるのかを考えてまとめて伝えるようにした。でなければ多分面接は通らない。

 社会人になって「我慢」ということも覚えたので、しばらく(数年)はここで働くだろう。でも生涯この会社で働こうとは1ミリも思わない。仕事は楽しいが、空気感といい成長出来る環境かと言われれば怪しいからだ。

 考えは人それぞれ。
 しばらくはまた自我をころして馴染むことばかり考えて働くのだろうが、ゆくゆくはそれが人生に生きてくれば良い。
 新しい環境にも慣れて、心の底から仕事を楽しめるようになればネガティブな考えも消えるのだろうと思う。


 最近は仕事に追われて息苦しかったので、これを機にリフレッシュ出来ればなんて思う。


 これから気持ちよく寝れそうだ。
 では。

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