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『趣味:旅行』人間の悩み


 私は趣味について聞かれた時、若干言葉に詰まる。

「趣味って何ですか?」
「普段のお休みの日って何されるんですか?」

 
 営業トーク前の枕のような感じで聞かれる事も多いのだが、私はこれといって趣味が無い。
 というか、人に誇って言えるような趣味が無いのだ。

 別に変な意味合いもなく、ただ単に無いだけ。
 一時期、競馬にハマっていた時期があり、牧場めぐりや競走馬の写真を撮る為に遠出するなどしていたが、公営競技(ギャンブル)はコンプラ的にNGらしい。(by前職の金融機関での研修にて。)


 考えるのも面倒なので、
 私は『旅行ですね』と即答している。

 大概はそこから
「最近はどこに行ったのか」や「今まで訪れた場所で最も良かった場所はどこですか」と聞かれる。


 問題はここから。
 プロフィールや過去のnoteにも記述済みの通り、私は短期留学で訪れたイラン以上の衝撃や感動が無い。

 そのため、バカ正直に「イランです!めっちゃ楽しい国でしたよ!」と言うと、何故だか相手がリアクションに困ってしまい、会話が急に弾まなくなる。細かく言うと、めっちゃ関心持ってくださる方2割弱、残りは顔が引き攣るメンツ。


 中東地域の国に行った人はどういうわけか、思想が偏ってるだの危ないだの、偏見が凄い。まぁ百聞は一見にしかず、ことわざのとおりであるが人の考えはそう容易く変わらん。
 


 そのため、やっぱり正直な人は損するんだなぁと思い、最近は学習してベタな国内の観光地を言うようにしている。

 伊豆大島とか
 
 伊勢・志摩とか
 
 山形とか。


 言ってから気付く。全然ベタじゃ無いじゃん。
 思えば、ベタな観光地全然行ってない。
 強いていえば、京都。でも往復夜行バス弾丸。

 観光地って人それぞれの好きな部分や目的としているものが見える気がする。人それぞれには楽しみ方がある。

 それを理解したうえで、相手方とトークする時も意識しておかないとダメなんだと感じた。

 営業部門に移り、改めて考える。
 趣味『旅行』って言うの止めようかな。


 終わり

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