院内見聞録　シーズン２：９日目

2021年6月30日

目覚めると相変わらず2:51。手元の夢メモは「ペアの相手はゲイ、DIY工事の後ビールを飲むための装置」これでは、何のことやらまったく分からない。次に目覚めた4:32起床。「反則王」を見る。最初に出てくる野外でのプロレスシーンで、阪神大震災の翌年に神戸でやった復興プロレスのことを思い出す。映画「グラン・マスクの男」のモデルになった闘う神父さんことフライ・トルメンタと彼の孤児院出身のレスラーたちを呼んでいたので、そのアテンド通訳で呼ばれたはずだったが、気づけばリングサイドでダブルカセットですらないカセットデッキで入場曲をかけるはめになった。ほとんどプロレスを知らないわたしの唯一のプロレスの思い出。

朝食：食パン、アーモンドクリーム、きのこスクランブルドエッグ、トマトケチャップ、コーンスープ、キウイ、豆乳

２日ぶり３回目のレントゲン。４日ぶりのシャンプー。わたしは外科病棟にいるが、中央病棟は産科である。その産科のエリアにシャワー付き洗面台のついたお風呂場があって、そちらに越境していく。（女性のみの特権）産科だけあって、洗面台の前に置かれている椅子はＵ字型になっていてお股の部分が触れないようになっている。放射線科も中央病棟の１階にあるので、中央病棟のエレベーターを使っている。乗り合わせた人はわたしのことを経産婦と思うのかも、と想像するとなんだか楽しい。隣のベッドの人は退院。執刀医（水曜日だけ病院に来る）の回診。もう咳はかなり引いているので、まだＰＬを飲む必要があるのか聞いたら、昼食からなしになった。

昼食：やわらか玄米ご飯150g、ジャガイモ・玉ねぎの味噌汁、白身魚風あんかけ、ソテー白菜、メロン、野菜生活

父に頼まれた翻訳をやっているとやってきたMさんに「お仕事は英語ですか？」と聞かれたので、今やっているのはスペイン語だと答えたことから軽く雑談が始まり、そこへテーブルを拭きに来たポスターを設置してくれたＳ　さんも交えて推しの話に。Mさんはなんとヅカオタでした。おぅ、あちらの沼も深いことよのう。推しはもう退団しちゃったらしいけど、コンサートがあるとかで「10万ぐらい振り込みました～」とのこと。楽しそうで何よりです。

夕食：やわらか玄米ご飯150g、キャベツ・しめじの味噌汁、あぶたま煮、茄子とソイツナの和え物、焼き海苔、水まんじゅう（ゆず）

秋にペルー映画祭があることを知り、クラウドファンディングをやっていたので、ちょっとだけお金を出して、仕事できないかとFBでメッセージを送ってみる。風の時代なので思い立った時にすぐやる課。返事によると字幕はすでに進行しているので、次回以降にということだったのだけど、わたしに連絡を取ろうと思っていたというではないか。（ま、言葉のあやかもしらんが）わたしに連絡を取る方法って、そんなに難しくないと思うんだけど何か躊躇させるものがあったのか？ でも、わたしが一向にメジャーになれないのはそういうとこなのかもしれない。

毎週、水曜日は8時から母とSkypeをすることになっている。ちょうど今は部屋にわたししかいないのをいいことに、そして8時を過ぎると回線が重くなるのでちょっと早めにSkypeする。それを終えて、チェックが戻ってきた作品のデータを直したりしていると、シティバンクで働いていたときの同僚からLine電話あり。退院してお互いにワクチンの効果が出る８月に南インド料理を食べに行こうという話でまとまる。消灯の見回りをきっかけに電話を切って、本を読もうとしたが10時半には就寝。