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このマンガの帯が最高にエモい!大賞をやっちゃうよ。

三度の飯もマンガも大好き、マンガアプリ「アル」でライターをやっています、あごたふです。

いきなり本題ですが、本の「」は好きですか?

世の中には、帯は速攻で捨てるという過激派がいるみたいなのですが、僕にとっては信じがたい事実です。

要は、僕は本の帯が大好きなんです

帯ってファッションで言ったら靴とか靴下のようなものなんじゃないかと思うのです。オシャレは足元からなんて言いますが、本の帯だって見てる人は見てるのではないでしょうか。え?いない?

作品の魅力をそっと引き立ててくれる存在。帯は添えるだけ。憎いやつです。僕の中では!

僕は帯を作品の一部だと捉えているので、時には帯のオシャレ度も購入の決め手となるわけです。基本的に、帯情報はメディア化、発行部数、ちょっとしたあらすじなど文字情報であることがほとんどです。

しかし、時々とんでもなく目を引く帯を発見するのです

ってなわけで。

今回のnoteでは、僕が所持しているマンガの中から、独断と偏見で「このマンガの帯が最高にエモい!」大賞、略して帯エモ!を勝手に開催することにします。

あなたに本の帯の魅力を知ってほしい。そして、帯好きさんにはあなたの好きな本の帯を教えてほしい。その一心です。(マンガの内容にはほぼ触れません。)

それでは、覗いてみましょう!めくるめく、あなたの知らない帯の世界を。

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まずは、まだまだ夏真っ只中ということで、こちらの作品から。

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帯がなくても手に取るでしょうよ、このマンガは。トップバッターを飾るにふさわしい強烈な表紙です。でもね、帯の右側にも注目です。

「模写 藤岡拓太郎」

模写て。模写て!!!もう腹がよじれて死にそうです。読んだら最後、夏から抜け出せなくなります

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お次は、つい最近購入したばかりのマンガから。

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まるで秘密基地のような車で旅をする年齢不詳のつぐみさんのお話。もちろん、エモポイントは「旅」の字です。物語のキーとなる「車」のシルエットに旅の字。爽やかな旅路を予感させます。つぐみさんの可愛らしさともマッチ。ちょっと斜めっているのも萌え。

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どんどん行きましょう。お次は、こちら!

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僕はいま、図書館、水族館、博物館のお仕事マンガにハマっているのですが、水族館や博物館のマンガを読んでいると生き物にめちゃくちゃ興味が湧いてきます。

この帯ではコアラの鳴き声を全力で表現!一体どんな鳴き声なんだよと、想像力を駆り立てられ思わず手に取ってしまいました。おそらく、想像よりエグい声のはずです。答え合わせをしに、いざ動物園へ!

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次は、ちょっと変わったデザインの帯です。

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タイトルだけではわからない。でも、帯を見れば「不穏」な物語なのが伝わります。繰り返しの日々を過ごす主人公とそこから抜け出せない焦燥感。帯が透けているのもどこか非現実的な要素を醸し出しています

まだ1巻です。気になった方はぜひ。

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きらら作品が77円で買えてしまうウルトラセールが終わってしまい、見逃したことを後悔している僕ですが、その中から個人的にイチバン推している作品の帯をご紹介。

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本屋さんで平積みされていたら間違いなく目立ちます。ファンでなくとも目を引きます。

この作品好きにはグッとくる「旅のあとさき」という言葉。本編完結後に出版された外伝なのですが、ごちゃごちゃとあらすじを書くよりも、一言この作品を表現する言葉をドン!と印字するシンプルさ。ストレートに伝わってくるデザインだと思います。大事に取っておきたくなる1枚です。

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次は巷で大人気のマンガです。新刊もう読みましたか?グサグサ来ましたか?

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この帯は非常にシンプルなのですが、大好き。『違国日記』は基本的に主人公の二人か、それぞれ一人ずつが表紙を飾っています。その二人についての説明となっており、表紙に干渉するタイプの帯の中でも、今まであるようでなかった!?

ちなみに、妻はこのマンガにどハマりしているのですが、彼女曰く「表紙の二人が着ている服が毎回可愛い!」ようで、表紙の二人のファッションにも注目です。

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今度は、帯の内側にも注目です。

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入江亜季先生の作品が大好きだと公言する僕ですが、現在ハルタで連載中のこの作品。車の言葉が理解でき、探偵を生業とする主人公が事件の真相を追う傍、アイスランドのダイナミックな自然に圧倒されていく物語。

まず紙質がリッチです。そして、「旅ときどき探偵」というキャッチフレーズ。旅好きとミステリー好きの方なら思わず手に取ってしまうでしょう。ハルタコミックスは装丁の質がリッチなんです。それに非常にマッチする入江先生の美麗なイラスト。裏面にも注目です。

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めちゃくちゃ可愛くないですか!?アイスランドに行ってみたくなります。ぜひ!

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昨今、密かに注目を浴びているジャズマンガ。個人的にジャズマンガのオススメといえばこの作品です。

何度でも言います。お願いですから、アニメの文化祭のシーンだけでもみていってください

そして、この作品の中からは8巻の帯をご紹介。

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もはや、エモさの塊です。「青天の霹靂」じゃなく「青春の霹靂」ですよ。誰がうまいこと言えと。でも最高に痺れるじゃあないですか。僕はこの帯をみた瞬間、まさに雷に打たれたような気分でした。千太郎の着ている服と色合いを合わせたのもグッド。帯を外す瞬間に二度美味しい帯ですね。

思わず熱くなってしまいましたが、ガチでオススメの青春×音楽(ジャズ)マンガです。

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次はpanpanya先生の作品から。

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このnoteを読んでくださっている方の中で、panpanya先生がお好きな方はいらっしゃいますか。ぜひお友達になりたいです。

panpanya作品は内容、本の装丁共に別noteで語りたいくらい面白いマンガです。僕は、panpanya先生を「空想のその先をこっそり暴いてくれる人」だと思っていて、非常に興味深い現実世界への考察のようなテーマをマンガで読むことができます。

この帯も、「犯人は重力」って一体なんのことやらと興味を引きます。僕も全てのお話を理解できているわけではありませんが、読むと抜け出せなくなる不思議な物語へあなたを誘う秀逸な帯ですね。以下の作品、全部オススメです。

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次も大好きなマンガから。敬愛するあらゐけいいち先生の『日常』と『CITY』からこちらの帯です。

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「涅槃」ならぬ「寝槃」。そして、『日常』の完結から『CITY』へ、主人公のゆっこと南雲がバトンタッチするイラストが胸熱。一瞬で読者の心を掴まんとする、コミカルでくすりと笑っちゃう、でも決めるときは決めるというあらゐけいいち先生らしさが滲み出ていて好きです。

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最後はやっぱりこれを紹介しましょう!

みんな大好き(だよね?)『よつばと!』です。毎年毎年、新刊を期待しては虚しく時が過ぎ去っていく子育てマンガ。あずま先生、そろそろ新刊出しませんか?

それはさておき、帯です。これはもう、なんていうか、完璧ですね。

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糸井重里ばりのシンプルかつ鮮やかなキャッチコピー。子供の視点、大人の視点、世界からの視点。誰もが知っているのに、誰もが言葉にしなかった感覚。こんな風に言語化できる人って本当にすごい!

奇跡的に全巻を帯付きで持っていましたので、一挙公開!あなたの好きな帯は何巻ですか?

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いかがでしたか?あくまで、所持しているマンガから選びましたのでまだまだ帯の世界はこんなものではないはず。

あなたの本棚にも、素敵な帯が眠っていませんか?魅力的な帯を見つけたら、あとでこっそり教えてくださいね。

これは、電子版では味わえない、紙ならではの楽しみ方だと思っています。


僕は今日も最高の帯を求めて本屋を彷徨い歩くんだ。

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