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アイスを片手に歩く夏。

ここ最近、急に暑くなった。

まだ6月だと言うのに、梅雨をすっ飛ばして夏が来てしまったかのよう。

もう私の左手は、常時 腕時計をしているかのように日焼けをしている。日焼け止めはちゃんとつけているはずなのに、、、

まぁ、こんなのは毎年のことなので、特に気にせず毎日自転車をかっ飛ばしている。




この日もいつものように額から汗が流れるほどに暑い日だった。


せっせと自転車を漕ぐ私の向かいから歩いてきた親子だと思われる二人組。


サッカーボールを手に持ちながら歩く小学生くらいの男の子と、その子の父親だろう。


二人仲良く話しながら歩くその右手には、美味しそうなアイスが握られていた。


おそらく、すぐそこのコンビニで買ったのだろう。


なんとも微笑ましい光景だった。


夏になるとアイスを片手に涼を取りながら歩くのは、私の夏の風物詩。


みなとみらいに行った時に食べたモナ王。
春にしては暑かった日に食べたジャイアントコーン
遠い昔。夏の終わりに食べたジェラートマルシェ。


こんな風に歩きながらコンビニやらスーパーで買ったアイスを食べながら散歩するのは、私にとって至福の時間だ。

私のレベルまで達すると、片手で気軽に食べられるものだけではなく、普通にカップアイスも食べてしまう。


きっとあの親子も、あの暑い日に、ああでもないこうでもないと何気ない話をしながら仲良くアイスを食べていたんだろうなぁ。


この行為は、もしかしたら日常の中で見つけられる小さくとも最高の贅沢かもしれない。





…でもきっと、祖母は私がこんなことをしていると知ったら、「お行儀悪いからやめなさい!」と大声で叱るのだろうな。

できることなら、一度でいいからあの親子と同じように祖母と一緒にこの小さな贅沢をやってみたかった。


もう一人で歩くこともままならなくなってしまった祖母。

この願いを実現できる日はきっと来ないのかもしれない。

そんなことを考えたら、胸がギュッと締め付けられた。


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