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子ども発達支援

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「使える手=器用な手」を目指した作業療法プラン

作業療法士として、臨床をしていると 「手が思うように動いてほしい」 「手が不器用で・・・」 など手に関わる悩みを聞く機会は少なくありません。 悩みを打ち明けられた時、「ひとまず○○で様子をみましょう」など曖昧な返事しかできなかった私がいます。 まずは、「器用さ」とはどんな状態を指すのか?専門用語を使わず、分かりやすく説明をしてみます。 器用さに必要な3つの要素 ①力の配分:私たちのカラダには、筋肉や関節に感じることができる機械受容器というものがあります。これは、筋肉や関

    • 良い姿勢を求める大人たち

      子どもの姿勢に悩む保護者の皆様、必見です!放課後等デイサービスのサービス担当者会議で出会った保護者の方々との話し合いから、興味深いテーマが浮かび上がりました。保護者の方々は、お子さんが食事や勉強中にどんどん姿勢が悪くなることにお悩みなのです。 例えば、「椅子の上で胡座を書いてしまう」「椅子の上で正座をして座る」など、保護者の方々はこのような姿勢に注目し、注意しているのですが、なぜ良い姿勢を求めるのでしょうか?実は、これは多くの保護者が共有する悩みなのです。 そこで考えてみ

      • 読み飛ばしするお子さんへの見立てと支援内容

        「宿題の音読が上手く出来ません」 という相談を受けました。 低学年のお子さんなので確かに逐次(ちくじ)読みで、まだ読み方が分からない文字もある様子。それでも宿題に対して、嫌がる素振りなく、頑張っている姿を見て、正確に評価をして、家庭と小学校とが連携を図り、正しい支援に繋げる必要性を感じました。 音読するところを見ていて、気になった点が3つ ①途中で読む事をやめて他事がはじまる ②目標に視線を固定出来ない ③読んでいるところを見失う お子さんが周囲の人の動きや物音に対し

        • 名前を呼んでも反応しない子

          通っている幼稚園の先生から、 「活動への声掛けに反応せず、ウロウロしたり、目に入った型はめパズルをしたりします」 「お友達との距離が近くて、ぶつかってしまうことが多いので注意します」 「このお子さんと、どのような活動をしたら良いでしょうか?」 とご相談を受けました。 呼びかけに反応しないワケ聴力の低下 重度知的障害 重度自閉症 覚醒度が低い これらの可能性を意識しながら、話を進めます。 まず①については、どの場面でも声掛けに反応しない。音遊びよりも、ピカピカする視

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          感覚過敏対応への手がかり

          1.感覚過敏という言葉は聞いたことありますか?歯ブラシをすると 髪の毛や爪を切らせてくれない 運動会のピストルや赤ちゃんの泣き声を嫌がる・怖がる などの、身体に入る刺激(感覚)に対する拒否・拒絶反応をさします これらは、我慢して耐えることで克服するものではありません 冷たいもので歯がしみる 我慢して克服しようとしますか? 歯科で治療したり、冷たいものを避けるなどして生活を送る人が多いのではないでしょうか? 今回は、感覚過敏について深掘りして見ましょう 脇腹や足裏に触れ

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