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[注意!]睡眠時間は”節約”できるのか [後編]
この記事は、睡眠時間は”節約”できるか-現代科学と統計の示す事実- [前編]の続きになります。そちらを未読でしたらぜひ前編からお読み下さい。
では始めていきましょう。
第3章 より良い睡眠のために必要なこと
・睡眠には準備が必要~脳はいきなり休めない~
さて、「今日はしっかり寝るぞ」と思ってくれたそこのあなた。待って下さい。寝るためには入念な準備も必要なのです。
寝るのに準備が必要って、、?と思いますよね。私も最初は強くそう思いました。しかし、今ではルーティンに取り入れ毎日実践しています。
では、想像して下さい。電気がなかった古い時代のことを。私たちヒトは、日が昇るとともに起き、沈むのに合わせて寝ていました。こういった生活を非常に長く過ごしてきたのです。電気が登場したのは人類史からみるとごくごく最近のことです。
つまり、現代社会に生きる私たちは自然のリズムに大きく逆らって生活しているということになります。
まず、自然のリズムに合わせて寝ようとすると、視界はいきなり暗くはなりませんよね。太陽は徐々にしずむことから、徐々に暗くなるはずです。
実はこれを再現することで、私たちの体では交感神経(主に体を活動させようとする神経)から副交感神経(主に体を休めようとする神経)への切り替えが行われていきます。これが良質な睡眠につながるのです。
「寝る前にスマホを見てはいけない」のは有名な話ですが、もう少し正確に言うと、”白い光”全てです。さらに、寝る2時間前くらいに電気を落とし始めるのがベスト。
上記で述べた神経の切り替えには、それなりに時間がかかります。
さらに、もう1つ大切にしたいことがあります。それは入浴です。あなたはしっかりと湯船に浸かっていますか。この行いが意外にも睡眠と深い繋がりがあるということは、あまり知られていません。
これには体温が関係しています。ヒトは、体温が下がったときに眠くなるという性質があります。夕方になると眠くなる、という経験がある方、いますよね。これは、人間の体温は夕方になると低下するからなのです。
つまり「人は体温が適切に下がることでより良い睡眠を手に入れられる」と言えます。
ここで、「40度、10~15分程度入浴したとき」と、そうではなく「シャワーだけのとき」の体温の推移を表したデータを調べると、入浴したときには体温の低下がかなり優位に見られます。
集中力を生む睡眠を得るには、しっかり入浴することが大事なのですね。以下、資料引用。6)
確かに、お湯を貯めることで光熱費や時間が余計にかかります。ですが私はそれらをより良い睡眠のための投資だと考えています。
短絡的な資源の節約が長期的な損失につながる、ということは往々にして起こりますが、これはその身近な例でしょう。
さあ、これであなたは1日を何倍にも上手く使えるようになったことと思います。
適切な入浴、光の調節を活かして良質な睡眠を手に入れて下さい。それもあり、私は以前とは比べ物にならない集中力を発揮できるようになりました。自分でも驚く速度で仕事を次々に片付けていきましょう。
意識次第で大きく生活スタイルを変えられる時代です。今日から人生を変えていきましょう!
まとめ
・午前中に最大限集中して仕事をすすめるべし。
・最大限集中力を発揮するためには、睡眠を最低7時間は取る。
睡眠の質をあげるために入浴(1.5時間後には体温がかなり下がるため、目標就寝時間から入浴時間を逆算できる)、白色光の調節も実践する。
・自分への投資は怠らないこと。失った時間は取り戻せない。
参考文献
6) 資料提供:バスクリン
おわりに
いかがだったでしょうか。最後まで見て下さった方、本当にありがとうございます。
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