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誰かに向けての祈りの言葉は

あなたに向けての言葉だし、わたしにも向けられたい言葉なんだって気づいた時からどうにか自分なりに吐く言葉を大切にしようと思ってはいるのだけど、どうしてもまだ、あなたを悲しませるようなことばかり言ってしまうし、本当はそういうことが言いたいんじゃないんだよって、言おうとした時にはもう遅かったりするんだよね。あーまだ君が笑っているうちに言っておきたい言葉がいくつもあるな。弱さが君を困らせてしまうね。そっと夜を待って、明日は幾分か分かりやすく愛を伝えたいもんだ。なー本音の手前で止まらないで、少し濁したくらいがちょうどいいなんて、半分嘘のほうが言いやすいなんて、じゃあ喉が詰まるような思いは伝えない方がマシなんて、なんかそれって感じる幸福のもう半分を受け取れないことの方がよっぽど苦しいってことを知るまで繰り返すことになるんだよ。
幸せそうでいいよねって言葉、
わたしを守るためにあるのがひどく悲しい。


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