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備忘録:)上半期のブクログ&読書リストレビュー 2022

人生も折り返し地点に近づく中、読書時間がとても貴重で愛おしく思うようになり、色々と考えた挙句、本年は毎月読書リストを作成して計画的に本を読むことにしてみたその後.

当初は選書理由をクリアにする目的も兼ねて、毎月noteに投稿してみようと思っていた読書リストですが、思いがけない出来事が立て続けに起きてしまい、ブクログというアプリのブックリストにメモとして記録を残しておくだけで精いっぱいとなっていました.今から、毎月ごとに投稿することも考えたのですが、この際なのでまとめて上半期の総括までしてみたいと思います.

読書リストを作るための環境:ブクログを使っています

「ブクログ」なるアプリの「ブックリスト」機能を使い、月毎に読みたい本を3冊選書した上で読書、というペースで回しています.中途入れ替えあり.月によっては2つ、3つとリストを作ることもありました.読みたい本は多々あれど、目についた本を乱読する傾向のあった私には、どうしてその本を読みたいのか立ち止まって点検することができるので気に入っています。副次的なメリットとして以下数点.

  1.  読みたいと思った本をとりあえず本棚登録することで、物理的な積読本の累積速度がゆるやかになりました.

  2.  感想を書くことで、その本に期待したことを自分が得ることができたのか考えるようになりました.読み終える頃には当初考えていたことをすっかり忘れてしまう私には良かった.
     そもそも、感想を書くのは初挑戦.読書感想文など、と毛嫌いしていたのですが当初の選書目的と照らし合わせるのは重要だと思えたので書く決意を固めました.最初は、書こうとしても頭が真っ白.しかし、無理矢理書いているうちにつらつらと心の赴くままに書けるようになりました.読み返すことで、気づかなかった自分の一面が垣間見えたりもして、それだけでも面白い.

  3.  読後に、他の方のレビューを読む楽しみができました.今までは、レビューはもっぱら購入前に読むものでしたが、最近は順序が逆転.読後に、様々な方たちのレビューを拝見する中で自分とは違う視点や読み方に、驚いたり感心したり.読んでいるのはブクログやHONTOのレビューです.Amazonレビューはどうも肌に合わないみたい.余談ですが、これは化粧品や台所用品の購買行動にも波及中.自分の乏しい知恵による独断と偏見でモノと対峙する楽しさと、他の人と意見や感想をわかちあう楽しさ、どちらにも愉しみがあります.

各月の読書リスト振り返り

1月 洋書集中月間

 今年は洋書をもう少し探索しようと思い立ち、Kindleを買い替え決意も新たに洋書から3冊選書.英語から長らく離れていて不安だったのでYAミステリと編み物小説を選んだのですが、1冊目に読んだ”A good Girl’s Guide to Murder”が予想外に面白くて、結局この月は残り2冊を同シリーズに置き換えてしまいました.なお、和書のマーダーボットダイアリーは息子に持って行かれてしまい、この月は結局読めませんした.

2月 引き続き洋書強化月間

 繰り越した編み物小説Debbie Macomberさんの” The shop on the Blossom Street” シリーズから2冊.息子が洋書を読みたいというので、残り一冊はおすすめ候補になるか試読するために、少年向けスパイ小説を1冊.だいぶ、英文を読む感覚が戻ってきて自信を取り戻してきました.

3月 挫折

 洋書を読む自信を取り戻しつつあったので張り切って、海外のネット読書会に参加してみようと、Reese’s Book ClubのRead Alongに参加してみることに.出だしはよかったのですが、この月からかなり大変な状況が起きて、尻切れとんぼに.The CLUBも途中までしか読めませんでした.無念.

4月 息子選書

 もう心の余裕が全くなく、かなり追い詰められてぐったりしながら「本が読みたいのに、選ぶ気力がない…」とぼやいていたら、息子(高1)が「これは超おすすめ!」と、何やら得意げにマーダーボットシリーズをおすすめしてくれたので、そのまま本書をブックリストに投下.というか、そもそも1月に私が読もうとしていた本だよね...

5月 息子選書再び & ウクライナ・ロシア

 まだまだ、大変な日々.そこで、再び息子に選書を依頼.小野不由美さんのゴーストハントを薦められてのけぞりました.私が中学生の頃にティーンズハート文庫から「悪霊シリーズ」として出版されていたもので強烈に読み込んでいた本なのです.なお、挿絵がついている初版本はまだ全部持っています。蛇足ですが、8月に出版予定の十二国記30周年ガイドブックを心底楽しみにしています.

 そして、5月も半ばを過ぎて少し落ち着いて来た頃、突如としてウクライナやロシアのことが知りたくなり、選書する気力が戻ってきました.当該地域の歴史・政治・経済・文化を大まかでいいから網羅できるものという視点で.この選書リストは個人的には満足度が高かった.この月はさらに余力があったのでリスト外の本も多数読みました.できたら、この選書はもう少し展開させたいと思っています.

6月 小川洋子氏との出会い・日英訳文比較・読書のための読書

 ブクログの積読リストを眺めていたら「小川洋子」なる方の本が複数冊あるのに気づき、なんだかご縁を感じたので3冊選書.数少ない好きな作家さんのリストが増えました.また内、一冊を英語訳にして本の雰囲気がどの程度変わるのかを楽しみました.さらに、余力があったのでここで読書生活を一考するために追加で3冊選書.しかし、内1冊は期待と違い、残念.

まとめ

 こうしてみると、当初は「とりあえず洋書を読む」というあっさりしたテーマでスタートし、強制中断を経た後、だいぶ息の長そうな自分の欲する方向感が見えてきているように思えます.どうやら他の人がどのように自分の読んだ本を読んでいるかが気になる今日この頃のよう.折角なので、一冊一冊をより深く読みたいという気持ちが強いからなのか.それとも、永らく家庭に専念していたから人恋しいのか.

 翻訳本は、訳者がどのように原作を読んだのかを知る愉しみがありますし、ブックレビューは読者の方たちの中で独自に捉えられた世界が垣間見えるのが楽しい.6月にプリズンブッククラブを読んだ時点で、読書会にも興味を持ったのですが、当面は本同士をリンクさせていくことで楽しむことができそうです.

また、中途に挟んだ息子選書はかなり愉快でした.あまりにも面白かったので今年から夫や息子からの、母の日や誕生日などのイベント時のプレゼントは選書をお願いしようかと思っています.

 下半期も引き続きこのペースで、月毎に自分なりのテーマを考えながら読書生活を楽しみたいと思います.できたら、いずれ半年〜1年ぐらいの期間をワンテーマで読書して見たいかも、という野望も出てきましたが、とりあえずは毎月縛りで自由に走ってみることにします.

それでは.
Happy Reading! 

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