雨の日だからこそ生きていることを感じに山に行こう。
お題 #雨の日をたのしく
私が登山するときは大抵晴れの時が多く、雨が降っているときは稀です。だって、雨の日にわざわざ登ることはないですもん。景色は楽しめないですし、濡れて汚れますし。
じゃあなんでこんな記事を書いているかというと雨の日だって山登りをしなければいけないときだってあるから。前々から決めていた予定があるとか、山小屋に泊まって次の日が雨だったとか、日程を変えることができないときに雨が降ってしまったら多少の雨だったら決行せざるを得ないのが実情。
だけど、そういう雨が降ってしまった日は滅多にないからこそ楽しまなきゃと思っているし、実際晴れの日と比べてすごく身近に自然を感じることができる。雨の日は人も少ないのでより自然と一体化している気がするし、いつも登っている山も雨の日は雨でまた違う顔を見せるので、雨の日にあえて山にいくのも雨の日のたのしみかたとして一つの有力な選択肢なのではと思う。
尾瀬で過ごした雨のハイキングは自然と一体化している気がした
昨年のこの時期群馬県と福島県、新潟県に跨る尾瀬に行ってきた。1日目は快晴でそれはそれで素晴らしくて心の底から行って良かったと思ったが、2日目は朝から雨が降っていた。天気予報をみても一日止むことがなさそうだった。
雨の湿原は何だか幻想的だった。ちなみに晴れている時は
雨の日はモヤがかかっているので薄暗い
晴れの日では見える日本百名山の至仏山は雲にかかってみれないのもなんだかこの先のハイキングがどうなるか暗示しているかもしれない。
雨の中はまず、自然の匂いがする。雨の匂い、草木の匂い、花の匂い。普段アスファルトの上を歩き、前を見ても横を見ても人が作ったコンクリートや鉄の塊がある景色では感じることのできないものを感じることができる。
生き物には水が必要だ。人間も喉が渇いている時に水を飲むと生き返ったと感じるように植物だって土だって、動物だって水を浴びるとなんだか元気が出てきたように緑はより緑になるし、茶色はより茶色になる。これが自然の息吹というものだろうか。
そして、雨の音はもちろんだけど、蛙の鳴き声、鳥のさえずりもより感じることができるのが雨だと思う。晴れている時のハイキングが無音だとすると雨の日はイヤホンをしながら歩いている感じがする。
雨の日の尾瀬沼も少しモヤがかかっていて少し幻想的だった。
雨の日に山に行くと視覚、聴覚、嗅覚、触覚(流石に味覚は無理か笑)と5感のうちの4感を感じることができる。まさに自然は生きていてる。それを実感することができるはずだ。
尾瀬ハイキングについては私のブログに詳細を載せています。
http://highschoogeography1.blog.jp/archives/ozehitoritabi2
雨の日の山に行くために必要なものは
では、雨の日に山に行くにはどういう装備が必要だろうか?
① レインウェア
森の中には木という「自然の傘」があるからといっても外に出るからには全く濡れない訳ではない。傘もあったほうがいいができれば両手があくレインウェアのほうが必需品だ。
登山用のレインウェアだと高いものは5〜6万と非常に高価だが、ちょっと山に登ったりハイキングぐらいだったらユニクロのプロテックパーカーでも十分雨を防いでくれる。
雨が降っている時でも動いていると汗をかく。雨で濡れた上に汗をかくと服が濡れて汗冷えを引き起こしてしまう。そうならないためにも下着は速乾性のあるものを着ましょう。普段運動する時に着る服やなければユニクロのエアリズムも同様の機能を有しているので脱ぎ着をしないのであればエアリズムでも大丈夫。
傘
山登りの場合は登る時に手を使わなければいけないところがあったり、登山道が狭かったりする場合があるので片手を塞ぎ、自然に道幅を狭くしてしまう傘は不向きなのは事実。
しかし、木道が多くて、勾配も少なく歩きやすい尾瀬や霧ヶ峰などは傘で歩いたほうが濡れずに済む。日常も使える折り畳み傘でも日傘と兼用できる傘でもいい。
靴
登山靴は大抵の場合防水機能を有しているのであまり気にすることはないのだが、山登りをしない方は持っていないだろう。買ったほうが歩きやすいし、濡れにくいのであったほうがいいのだがいかんせん高いので(1~3万)なので、ハイキング程度ならスニーカーに撥水スプレーをかけておけば十分だと思う。
ランニングシューズでもいいが、通気性が良くて雨水が浸透しやすい設計なのでスニーカーよりも濡れるので雨の日にはあまりお勧めできない。
バック
バックは両手があくリュックで行くべき。間違っても手提げバックでは荷物が入らない、濡れやすい、重いの3重苦なので止めるべき。ザックカバーがあると濡れないし費用も安いものでは2000円ぐらいなのでかっておけば中に入っている荷物を濡らすことなく歩ける。
ザックの中もレジ袋やジップロック等で小分けしておけばさらに濡れるリスクは少ない。
さあ、出かけよう。ただし、天気には注意して
さぁ、憂鬱かもしれない雨だけど自然の営みを感じに山にいこう。ただし、雨ということは自然の驚異もすぐそこまできていることも忘れてはいけない。少しでも雨が強くなったり、風が強くなったりしたらすぐに避難したり、そもそも行かないという選択をするようにしよう。
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