スターバックの本棚・「みえるとか みえないとか」
『みえるとか みえないとか』
ヨシタケシンスケ/ さく
伊藤亜紗 / そうだん
今回は、違いについて考える絵本のご紹介をします。
主人公のぼくは、宇宙飛行士、いろいろな星の調査をするのが仕事です。
色々な星で色々な宇宙人と出会い、違いを発見するのですが・・・
子どもの目線で、みんな、違っていていいんだよ。それぞれが個性なんだということを子どもたちにわかるように、色々な角度から上手く伝えていきます。
実はこの本は、「目の見えない人は世界をどう見ているのか」(伊藤亜紗/著)をきっかけに相談しながら作られた絵本です。
からだの特徴や見た目は乗り物のようなものだ。
「その乗り物がとくいなこと」は必ずあるけれど、乗り物の種類を自分で選ぶことはできない。その人の本当の気持ちや苦労や、したいことはやっぱりその乗り物にずっと乗ってきたその人にしかわからない。
ヨシタケシンスケさんは、絵本作家で、物事の見方、柔軟性や、その本質を子どもにもわかるように書く天才だと思う作家さんです。
宇宙メルマガ「THE VOYAGE」2019.2月号掲載
二村知子 (ふたむら ともこ)
隆祥館書店店主 井村雅代コーチ(当時)に師事し、シンクロナイズドスイミングを始め、現役時代はチーム競技で2年連続日本1位、日本代表として2年連続世界第3位に。現役引退後、隆祥館書店に入社。2011年から「作家と読者の集い」と称したト-クイベントを開催、2016年からは「ママと赤ちゃんのための集い場」を毎月開き、2019年4月からは、宝上真弓先生と子育てに悩む親御さんのために絵本選書の無料サ-ビス、2020年6月より、お客様からのリクエストを受け一万円選書を始めている。
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