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小2男子が自分で朝ごはんを作るようになった話


妖怪脅し作戦もあっけなく撃沈し、
一人でトイレにも行けるようになった小2ボーイに
新たな試練が迫っていた。

「朝ごはん自分で作ってくれる?」

私のこの一言がすべての始まりだった。



今でこそ気軽に
「無理!」とか
「やだ!」とか
言えるようになってきたけど、

当時コロナという星を得た私は
イライラむかむか無敵モードに突入していて
家族を蹴散らしまくり、
とてもじゃないけど
逆らうなんてことはできなかった(と思う)。




私は朝が弱い。
できる限り寝ていたいので、
朝の時間はできる限り自分の支度だけに使いたかった。

一方ボーイは朝が強い。
私が起こしに行くことはほぼない。
6時半~7時くらいの間に勝手に起きて
自分で服を着替える。

彼のポテンシャルに感銘を受けた。

こんな人間がいるのか・・・

ちなみに私は実家にいたころ
自分で起きたことはほぼない。


毎日同じ朝食が食べたいボーイだったので、
だったら作り方覚えて、
自分でやれんじゃんって思った。

メニューはこんな感じ

・目玉焼き
・コーンスープ
・ご飯orパン
・ミニトマト

目玉焼きのつくり方を何度か見せて
ボーイが作るのを何度か見て、
火を使っているタイミングは私が近くにいるようにして、

そんな優しいサポートを経て、
すぐに独立したボーイ。

すごい。。。
尊敬・・・!
というか、大人、、、?

苦行を強いておいて勝手に感動していた。

目玉焼きが大好きなので、
自分で作れるうれしさも少しはあったかも。

私は忙しいオーラを出しながら
朝支度をしているので、
ボーイは文句言わず、
毎朝黙々と自分の朝ごはんを作っている。


週末の朝
たま~に私が
「フレンチトースト作るけど食べる?」
って聞くと、
「じゃあ食べようかな」
って嬉しそうに答える。


ルームシェアってこんな感じなのかな。


気が合わないけど、
妙に気になる男の子と
ひとつ屋根の下・・・

そこに愛が、
あるとかないとか。


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