聖教新聞 2024/05/27 名字の言 「生きた信仰」を貫く
5月の街を歩くと、色とりどりのバラが迎えてくれた。ピンクのバラのアーチも見つけた。甘く優しい香りが漂う“バラの季節”に足取りも軽くなる▼家庭訪問が大好きな81歳の女性。今、多宝会メンバーを中心に激励を重ねる。「年配の方はね、コロナが猛威を振るったここ数年、自ら外に出なくなった。特に1人暮らしだと、心情を吐露する相手も少ない。だから私が訪ねて吐き出させるの」と明るく笑う▼入会65年。師弟の人生を一直線に歩み続ける姿に皆が全幅の信頼を寄せる。「『私は大丈夫』と言う人も、それは言葉だけのことが多いのよ。だから、こちらがしゃべるばかりでなく、相手に思う存分、しゃべってもらうこと! 言葉のキャッチボールが大切です」▼インド独立の父・ガンジーは言った。「人が生きた信仰を持つならば、あたかも薔薇が香りを放つように、その芳香は広がっていく」。池田先生はこの言葉を通して「『生きた信仰』とは、観念でも、号令でもない。行動である。実践である。その人の振る舞いが、信仰そのものなのである」と語った▼学会には生きた信仰を貫く多くの大先輩がいる。自分もまた、わが振る舞いを通して、信仰の素晴らしさを伝える存在でありたい。(川)
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