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【ドイツバレエ留学】 1年目の目標

この学校での卒業までは3年間。
実技だけでなく座学もレベルに達しないと進級できずに退学となる場合があるらしい。目下の課題は2年生への進級だ。
入学前は、この学校に通いながら、志望していた学校や有名校を再受験して転校することも視野に入れていた。

だが、入学して2ヶ月を過ぎる頃には
「ドイツの他の私立に転校するくらいだったら、今の学校のままでいいかなって思うようになった」と。

クラシックの先生が、大変いい先生だったようで、この先生に教えてもらえるならこの学校にいる方がいいかもしれないと思うようになったのだ。

だが、志望していた国立バレエ学校のメリットは

  • 学費の安さ、学校の敷地内に寮がある経済的なメリット

  • 整体師が常駐している充実した環境

  • 付属バレエ団と一緒に踊る機会が多いこと

など、実際に入学してみないとどの程度かはわからいが、かなり魅力的なので興味のある国立の学校は受けてみたいということだった。
さらに、現地に行ってヨーロッパの他国の学校の評判も具体的に聞くようになり、ドイツ以外の国立も選択肢にいれたいと。

娘曰く、
「日本と違うみたい。私立と国立の感覚」

勝手に国立の方が優秀で就職もしやすいものだと思っていたが、実は国立の生徒が就職出来ず、私立の生徒の方が就職決まったりするケースもよくあるらしい。
劇場とバレエ団とその付属のように繋がってる国立に行けば就職が有利だと思ってたのだが、どうやらそういうものでもないらしいのだ。
むしろ国立は就職の世話をしてくれず、私立の方が就職の相談にのってくれたり、先生の伝手などでオーディションの話がきたりすることもあるようだ。

元の志望校を受験することも諦めないが、今は、入学したこの学校が自分に合っていることのほうが重要で幸運なことだから、
「今年1年は、この学校で全て吸収すつもりでがんばる。」とのことだった。

この学校での課題をまずはクリアできるようにならないと意味がない。1年はとにかくこの学校でがんばって、次のステップを考えるのはそれからにするということだった。

まぁ、当たり前といえば当たり前のことなんだけど、今この学校で頑張りたいと思えたのはよかったんじゃないかな。
まだ15歳。だけどバレリーナ になりたい人にとってはもう15歳。焦る気持ちもわかるよ。




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