【FileMakerを知る②】FileMaker ServerとFileMaker Cloudの違いを理解する
前回の投稿では、主にFileMakerのサービスの紹介と、FileMakerを複数人や複数デバイスで共有するには、シングルライセンスではなく、「ボリュームライセンス」または「FileMaker Cloud」を購入・契約する必要があることについてお話しました。
▼前回の記事はこちら▼
今回は、FileMaker ServerとFileMaker Cloudの違いについてご説明します。
ボリュームライセンスとFileMaker Cloud
ボリュームライセンスでの契約では「FileMaker Sever」 を、FileMaker Cloudで契約すると、「FileMaker Cloud」を使用することができます。
どちらも、企業・団体・教育・NPOユーザに最適なソフトウェア導入プログラムで、これらのライセンスを取得することでFileMakerの複数のサービスを利用することができます。
では、FileMaker Serverと FileMaker Cloudの違いは何でしょうか。
FileMaker Server か FileMaker Cloud か?
FileMaker ServerもFileMaker Cloudも、FileMaker Proで作成したアプリを「共有」するためのサーバーソフトウェアであることには違いがありません。
大きな違いは、サーバーの用意や管理をClarisに任せるか、自分たちでするかということです。
その他、ユーザー認証方法や、バックアップの方法、外部システムとの連携できる範囲などの細かい違いがあります。
FileMaker Cloudのメリットとデメリット
FileMaker Clouldは2020年に始まったばかりの比較的新しいサービスです。弊社でもこれまでFileMaker ServerとFileMaker Cloudのどちらの開発を行ってきました。その経験を通じ、メリット・デメリットはどちらもあると感じてます。
どちらがいいかというのは、お客様の目的や業務形態に異なりますが、「使用するのは業務の一部だけ」という場合や「自社でのサーバー管理をしたくない」という方にはFileMaker Cloudをおすすできますし、膨大なデータを扱う場合や、基幹システムなど大きな開発の場合はFileMaker Serverの方が向いているかもしれません。
さて、これらのライセンスですが、FileMaker Serverが含まれるプランは3つ、FileMaker Cloud が含まれるプランは2つから選ぶことができます。
次回はそれぞれのプランをみていきましょう!
弊社ではFileMakerを主軸としたシステム開発で、業務の課題改善をサポートしています。「複数のシステムを一元化させたい」「今Excelでやっている業務の管理を少しでも楽にできないかな?」など、小さなことでも結構です。お気軽にお問合せください。
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