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精神保健福祉士という仕事(ざっくりと)

私は精神保健福祉士という仕事をしている。
精神保健福祉士という仕事、というのは語弊があって、精神保健福祉士という資格を活かした仕事をしているという表現の方が正しいのかもしれない。

精神保健福祉士が働く領域はさまざまだ。
大きく分けると「医療現場」「地域の施設」だけど、スクールソーシャルワーカーをしている友人もいるし、メンタルヘルスに関わる様々な領域で働いている人たちがいる。


私は「地域の施設」で働いている。地域の施設、といってもこれまた様々で、入所施設(グループホームとか)やら通所施設やら(いわゆる作業所とか)がある。
どうして精神保健福祉士として働きたかったのか、どうして地域の施設だったのかは語り出すと長いけど、自分自身メンタルに問題を抱えてどうしようもなかったところを救ってくれた専門職の人がいて、その人みたいになりたかったんだと思う。

私は主に、精神障害や知的障害、発達障害をもっている人の支援をしている。
美容院なんかで初対面の人に「どんな仕事をしてるんですか〜?」と聞かれて、福祉系ですねと答えると9割の確率で介護だと思われがちなので、障害者の人たちの支援です〜みたいなことを言うと「大変ですね〜」とか、なんて返したらいいかわからないみたいな顔とか、大学まで出てわざわざそんな仕事を選ぶなんて仏か何かなの?みたいな顔をされたりする。
まあでもそうだろう、概ね身近にそういう仕事をしている人も少ないだろうし精神保健福祉士と言っても長すぎるわ知名度なさすぎだわで覚えてくれる人なんて、毎日顔を合わせる利用者さんにだってそうそういない(私も7文字は長いと思う。ひらがなにするとせいしんほけんふくししで11文字。覚えられるわけがない)。

まあでも私はこの知名度の低い仕事にそれなりに誇りをもって仕事をしている。
やりがいはもちろん、めちゃくちゃある。精神保健福祉士って名前、覚えてもらえないけど。給与もまあアレだけど。そういや夏のボーナスまだ振り込まれてないけど大丈夫そ?


話がそれた。
福祉の仕事って大変さにクローズアップされがちだけど、楽しい仕事だと思う。どんなに職員の人間関係がドロドロでも、利用者のみんなと話している時は楽しい。いやイラつくことも傷つくことも割とあるけどさ。
あと、自分にとっては天職だと思ってる。一時期一般企業で働いてみたけど、退屈すぎて一年半で辞めた。ほんとは半年くらいで飽きてたけど、一年半頑張った。それでもダメだった。自分にとっては刺激が足りなかった。
ある意味「福祉しかできない」人種なのかもなぁとも思う。
それでもいい、自分ができることを精一杯がんばるよ。みんなも自分にできることを精一杯がんばろう。

言語化するの楽しいし、精神保健福祉士のこともっと知ってほしいから守秘義務に気をつけながらまた書きます。
それでは。


#私の仕事

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