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【本要約・感想】-第四章-縦と横に比べてみよう

 (本要約)

 考えるために最も必要な分析方法は比較
日ごろから比較して生きているかと思いますが、企業や目標設定まで比較を利用することで考えやすくなるのです。例えば企業の場合であれば、①安定性②収益性③成長性が必要かと思います。①が突出していればおそらく伝統的な大企業であるだろうし、②であればニッチなグローバル企業であるだろうし、③であれば伸び盛りベンチャー企業かと思います。また、自社の現在と過去を比較することで、今後について考える道筋になります。

 二種類の比較
縦の比較と横の比較さえできればいいのです。縦の比較とは時系列で比べることであり、横の比較は自社と他社を比べることです。例えば、歴史の年表は長い縦の比較です。ここに横の比較を組み合わせるべく、他国の年表と比較します。戦後の縦と横の比較をしたとき、見えてくるのは、経済成長の時期に理由があり、順番があるということです。

 -応用編-プロセスの比較
成功する人とうまくいかない人を比較するとき、その人が行ったプロセスにわけて比較すると、どこが違ったのかが見えてきます。例えば、企業買収がうまい企業とそうでない企業を比較するとき①事業戦略②買収戦略③買収④買収後の経営のプロセスをは比較します。そうすると、②の時間の割き方に違いがあることが分かり、見直すポイントが浮かび上がります。このように、主となるものだけを比較するだけでなく、プロセスを分解して比較することで、今後の進め方や改善点がわかるのです。

(感想)
就活において、自分の中で何を核として企業を探すか、この時の比較をこの章を読んで思い出しました。①福利厚生②成長性③人④給料⑤業務内容⑥安定性と様々な比較するポイントがあったかと思います。そういった比較は無意識のうちにしていることが多い気がしますが、プロセスの比較はしてこなかったように思います。部活において、自分よりうまい人と比較するとき①体力②技術で自分と比較し、足りない部分を自分の考えたメニューで補っていました。そうではなくて、うまい人は①どんな練習をしているのか②何を意識してその練習をしているのか③本番は何を意識しているのかとプロセスを聞き出し、自分と比較すれば近づけれたのかなと思いました。自分があこがれる人や、そんな考えを持つ人になりたいと感じた人ができたときには、どんなプロセスでそのような思考に至ったのかを聞きたいと思いました。

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