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8/30月:意思決定の不安にはダンスを。

人はある意思決定を行うことに対して不安を抱く生き物である。

しかし、アドラー心理学的に言えば、人間は「不安だから意思決定できない」のではない。人間はその意思決定できない原因を、「不安だから」という理由で後付けしているに過ぎない。したがって、対象となる行動や物事に対する不安が取り除かれれば意思決定ができるようになるわけでは必ずしもないのである。

ではどうすれば、意思決定したり、行動を決めたりすることができるのだろうか。

それは、「決定する」ということそれ自体が、取るに足らないことであることを理解することである。

アドラー心理学関連図書で最も有名なものは、「嫌われる勇気」であろう。本書では、人間の悩みは全て「対人関係」に由来するとし、「他者から嫌われたくない」という本能的な承認欲求にとらわれず、「嫌われても良い」勇気を持つことで悩みからも自由になれる、との趣旨が語られる。

これは、「嫌われても良い」勇気が、どの人とは付き合い、どの人とは付き合わない、ということを「決めること」に通じることを示しているのではないか。

最後の一文である、「『いま、ここ』に強烈なスポットライトを当て、その時々を、ダンスを踊るように真剣に生きる」には、現時点における決定を不安視する必要はない、というメッセージが込められているように思う。

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