見出し画像

時間に余裕を持つことの重要性

日本人の多くは勤勉であり(大嘘)、忙しい状態こそが「絶対善」であり、暇は「根絶すべき悪」であると考えています。
それゆえ、予定がぎっしりとつまっていることに大きな喜びを感じるよう。

確かに、適度に忙しい方が余計なことを考えなくてすむし、暇すぎると逆にネガティブなことばかり考えてしまうので、ある程度は予定があるほうがいいと思います。
けれども、予定をつめすぎるのもよくない。
既に述べたように日本人の多くは予定をつめこみまくるのが大好き。
だから毎日忙しく過ごしている。

毎日忙しく過ごしていると時間の余裕がなくなってきます。
時間の余裕がなくなると、自分自身に対しても余裕がなくなってしまい、心の状態が乱れてしまいます。
心の状態が乱れると心身ともに異常をきたし、自分にも他人にも乱暴に振舞うようになります。
そうなると、あとは人生詰むのみ。

実際に予定をつめまくっているビジネスマンパーソンは最初こそ余裕ある素振りを見せるものの、だんだんと余裕がなくなり、メンタルがやられたり病気になっている傾向が強いです。
ごくまれに「体力おばけ」で、常に時間に追われる生活をして快楽を得ているビジネスパーソンがいますが、大部分は忙しすぎると詰むでしょう。
「忙しい」とは「心を亡くす」ことなのです。

時間に余裕を持つと、心のゆとりができるので、精神が乱れたり病気になるリスクは低くなります。
時間ができることで様々なことに関心を持つようになるので、健康に対するリテラシーが高くなり心身ともに穏やかでいることができるようになるのです。

私の観測している範囲内の話ですが、常にスケジュールをぎっしり詰めまくって生活している人はだいたい60代前後で病気にかかりすぐ亡くなっているように感じます。
一方、ある程度時間にゆとりがある生活をし続けている人は大きな病気に煩わされることがほとんどなく長生きしているように思います。
そういうことからも、忙しいことは「絶対善」ではないのです。

「忙しいことこそ至高」という価値観が日本人の間で共有されていますが、実際は時間に余裕がある方が人生のQOLが上がるのです。



この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?