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「やりたくないこと」を明確化することの重要性

日本社会は積極思考なので(!?)、常に「やりたいこと」を明確化するよう求められます。
今、何に興味を持ち、どのような道へ進みたいのか、とにかく「やりたいこと」を考えなければならない。
就活などでも、上記のように積極的な意思をもってして会社を決めていく必要があります。
とかく日本は生きづらい。

そんな日本社会ですが、私は「やりたくないこと」を明確化することが重要であると考えます。
以前の記事で「やりたくないこと」を明確化しなければ人生が翻弄されるという記事を書いたのですが、

「やりたくないこと」を考えることにより、自分はどの分野が不得意なのかがわかるんですよね。
例えば、人と話しまくるのが嫌という場合であれば、必然的に営業などはなくなります。
嫌なことを挙げて、消去法的に考えるのは一般的には悪いことだと考えられていますが、ストレスをためないで生活するためには必要不可欠なことなのです。

なんでもかんでも「やりたいこと、興味があること」を探していたら、期待が大きい分、叶わなかった時のショックが大きいので、結構気分がゲンナリしてしまいます。
「やりたくないこと」という消去法的な考えならば、期待値がたいして高くないのでゆる~く道を模索することができます。
そういう意味でも仕事や人生において「やりたくないこと」を考えていったほうがいい。

「やりたくないこと」を明確化すると、自分の不得意分野がわかることに加え、あまり期待を持たずに進路を考えることができるので、負担が少ない。
それゆえ、日本社会では推奨されてはいないものの、個人の人生においては有益なのです。

積極的に考えることが必ずしも良いとは限りません。
時に消極的に物事を考えるからこそ、良い結果を生むことがあるのです。

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