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イオンに支えられる地方都市は、もろい条件下で成り立っている

地方都市において最も規模が大きいショッピングモールと言えば、イオンでしょう。
イオンには、フードコートやゲームセンター、映画館、アパレルなどがあり、地方に住む人々にとっては、もう楽園のレベルだと思います。
週末になると、地元にとどまらず、隣の田舎からも人々が訪れ、大変な賑わいを見せる。
それが、地方都市にあるイオン。

便利であり、人々の需要があることを考えると、イオンは地方都市にとって、なくてはならない存在です。
イオンがなければ、その街に住む人が減り、都市そのものの存続が危うくなるでしょう。
ある意味では、社会のインフラとしての役割を担っていると言えます。

でも、だからこそ、イオンに支えられる地方都市というのは、もろい条件下で成り立っているんですよね。
もし、イオンが撤退したら、その都市はどうなるでしょうか?

地方都市の傾向として、もともとは小さな商店街などがあり、賑わっていたが、イオンができたことで商店街の客がごっそりと流れていってしまった、ということが多いように思います。
なので、商店街はシャッターが閉まりまくっている一方で、イオンには人が大量に来ている状態になっている地方都市が多いはず。
そのような中でイオンまでもが、その地方都市から撤退してしまったら…?

「そんなバカな!」と思う人もいるかもしれませんが、今の社会を考えると、撤退する可能性もゼロとは言えません。
なぜか。
それは、人口が少なくなっているから
現在は少子化が進み、日本(だけでなく世界)の人口が少なくなっています。
さらに、若者は自分の地元よりも都市部へ住む傾向が強いので、地方はさらに人口減の危機に直面しています。

政治家は少子化なんてどうでもいいと考え、票田の多い高齢者が得するような政策ばかり行っているので、今後も少子化が進み、その過程で人口が減っていくでしょう。
イオンに限ったことではないですが、ショッピングモールは人が来るからそそ、商売も繁盛するし、ある程度利益を確保でき、その街で存在し続けることができるのです。
それなのに、人口が減り、店に来る客が少なくなったら、イオンといえども撤退せざるを得ないのではないでしょうか。

イオンもない、商店街もない。
このようになると、地方都市はいよいよヤバいことになります。
街から賑わいがなくなり、高齢者だらけになり、全体としてどんよりとした雰囲気が漂うようになるでしょう。

イオンはとても便利ですが、いざなくなってしまうと、街全体を衰退させるという恐ろしい可能性を持っています。
そう考えると、イオンに依存するのではなく、その地方都市にとって魅力的な「何か」を創造し、生みだしていく必要があると言えます。
また、政治家があてにならないので、自治体単位で少子化を止める政策を考え、実行し、人口減に歯止めをかけなければいけないのかなぁと思います。

記事のまとめとしては
イオンは地方にとって必要不可欠だが、人口の減少によっては撤退する可能性もある。
それゆえ、もろい条件下で成り立っている。
地方都市はイオンに依存するのではなく、新しい「何か」を創造し、生みだしていかないといけない
という感じです。

以上




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