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「エグい」と「ヤバい」ばかり使う中高生

最近の中学生や高校生は「エグい」と「ヤバい」ばかり使っているように思います(学力層が高い生徒を除く)。
私は街中や電車の中で学生がどのような会話をしているのか気になるので、よく聞き耳を立てているのですが、彼ら彼女らはとにかく「エグ!」、「マジでヤバい!」を使う頻度が高い。

別に誰かどんな言葉を発しようが個人の自由なので、どうでもいいと言えばどうでもいいのですが、どうでもいいと思う一方、「語彙力は大丈夫なのか?」と心配になります。
会話の中で「エグい」と「ヤバい」しか使わなかったら、当然言葉の数は増えません。
そうなると、学校の勉強やあまり親しくない人との会話でかなり支障をきたすのではないかと思います。

学校のテストや勉強などは語彙力が高くないと全く身になりません。
日常的に「エグい」、「ヤバい」ばかり使っているようだと新しい言葉や概念などがなかなか頭に入っていかないでしょう。
歴史や政治経済の暗記系の勉強も教科書の内容を理解する段階でつまづくだろうし、国語や英語も同じように理解できないでしょう。
ただ、暗記系の勉強は中学レベルの場合、最悪覚えればどうにかなりますが、国語や英語の読解系の科目や数学や理科などの抽象的な思考を求められる勉強は全く歯が立たないと思います。

また、「エグい」と「ヤバい」は親しい間柄の人間と関わる分にはあまり支障はないかもしれませんが、あまり親しくない人と使ったら意味が全く会話が成り立たないでしょう。
特に相手のリテラシーが高ければ高いほど、「こいつ、さっきから『エグい』と『ヤバい』しか言ってないけど何を伝えたいん?」と疑問だらけになるので、相手に対してストレスを与えることになります。

たぶん、テレビなどでタレントがおいしいものを食べた時に「ヤバ!」とか「この味はマジでエグすぎるわ~」と言っているから、その影響を受けて(教育水準が低い)中学生や高校生も使用していると思います。
そう考えると、テレビは「愚民家政策」を積極的に行っていますよね。

持っている言葉の数が少なければ少ないほど、人生損をします。
語彙力に乏しいと感情的になるし、考える力が弱くなるので、頭脳は子供のままであり続けます。

「エグイ」と「ヤバい」ばかり使うと本当に人生は「ヤバく」なるし「エグイ」ことになるので、学生は勉強して語彙力を豊かにしてほしいものです。


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