見出し画像

僕がiDeCoを始めたワケとその後の変化

今回はiDeCo(個人型確定拠出年金)について、その仕組みや、僕が始めたきっかけ、始めてから実際にどうなったのかを紹介します。

僕がiDeCoを始めたきっかけ

きっかけは主に2つあります。
・投資をやってみたいと思っていた。
・年金崩壊説を耳にするようになり、自助努力が大切だと思い始めていた。
この2つが、iDeCoを始めた大きな理由です。

社会人になって数年が経ち、自由に使えるお金も徐々に増えてきたころから、投資でお金を増やすということに興味を持ち始めましたが、何から手をつけていいかわからずとりあえずググっていたところでiDeCoというものを知りました。

他の投資・貯金と違って、掛け金の全額が税金の所得控除に使える。投資・貯金しているだけなのに税金が安くなるなら、普通の投資よりもいいんじゃないか? 年金も将来もらえなくなるかもしれない。どうせ投資をするなら、iDeCoから始めてみていいんじゃないかと思い、始めてみました。

そもそもiDeCoとは

そもそもiDeCoとはどのようなものなのか、概要を紹介します。
おおきなポイントはこちらです。

・掛け金の金額は自分で決め、決めた額を積み立てる(拠出する)
・拠出できる金額の上限がある(上限額は人によって異なる)
・拠出したお金を投資信託などに配分し、運用していく
・拠出、運用しているお金は原則60歳になるまで引き出せない
・運用次第では元本割れ(損)するリスクもある
・元本保証型の商品で運用すれば元本割れはない(利率は低い)
・掛け金の全額が所得控除の対象
・運用中の利益も非課税で、受け取る時も税に関するメリットがある

iDeCoの掛け金には上限があり、その上限までのうち、月々5,000円から1,000円単位で自由に設定して積み立てていきます。
ちなみに上限額は人によって(国民年金の加入資格によって)異なります。

・自営業者(1号被保険者)= 6.8万円/月
・会社員や公務員など(2号被保険者)= 2.3万円、2万円、1.2万円/月
※会社で企業年金があるかどうかなどで上限金額が変わります。
・専業主婦(夫)(3号被保険者)= 2.3万円/月
詳細は、iDeCo公式サイトがとても分かりやすいです。
https://www.ideco-koushiki.jp/guide/structure.html

拠出したお金は投資信託などの金融商品で運用していきます。運用次第では大きな利益を得ることもできますが、反対に元本割れしてしまうリスクもあります。投資信託に比べると利率は悪くなりますが元本保証型の金融商品もラインナップされているので、絶対に元本割れするのは嫌だ! と考える方はそちらでの運用をオススメします。

そして、iDeCo最大のメリットだと感じているのが、掛け金の全額が所得控除の対象、運用益も非課税、受け取り時にも控除があることです。
仮に毎月の掛金が1万円の場合、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円、税金が軽減されます。
また、通常の貯金や投資であれば、運用中に出た利益に対して所得税が発生し利益の内いくらかが税金として差し引かれます。しかし、iDeCoの場合は利益に対して税金は発生せず、利益をそのまま自分のものとして再投資できます。
さらに受け取る時も、「公的年金等控除」や「退職所得控除」の対象となり、生命保険会社の年金などよりも税に関してのメリットが大きいです。

iDeCoに関する詳細は、iDeCo公式サイトで分かりやすく説明されていますので、興味のある方は公式サイトもぜひご覧ください。
iDeCo公式サイト:https://www.ideco-koushiki.jp/

iDeCoを始めるまでのざっくりとした流れ

僕がiDeCoを始めたときにどんな手順を踏んだかを紹介します。よろしけば参考にしてください。

(1)口座開設する金融機関の選択
(2)金融機関から加入申出書などの資料をもらう
(3)申出書に必要事項を記入、掛金も決める
(4)口座が開設されたら運用開始!掛金を配分する商品を選択する

(1)口座開設する金融機関の選択

iDeCoは、iDeCoを取り扱う金融機関(銀行や証券会社など)を通して行います。選択できるのは1社だけです。途中で金融機関を変えることもできますが、その場合は手数料などもかかりますので、できれば最初に決めた金融機関で最後まで運用したいです。
金融機関選びの際に注意すべきポイントは以下の3つです。
・管理手数料はなるべく安いところを
・魅力的な金融商品(投資信託商品など)があるか
・コールセンターなどのサービスは充実しているか
ちなみに僕は、手数料が最安クラスで、運用中の手数料の低い金融商品も多く取り揃えていることからSBI証券を選びました。

(2)金融機関から加入申出書などの資料をもらう

いよいよ申込手続きの開始です。金融機関から加入申出書を請求します。

(3)申出書に必要事項を記入、掛金も決める

申出書に必要事項を記入します。記入内容は職場に記入してもらう必要がある場合もありますので、注意してください。
また、このときに掛金も設定します。掛金については途中で変更できますが、変更の際もちょっと手間(再度資料請求をしたりと、郵便でのやりとりがメイン)なので、できれば継続しつづけられる掛金を最初に設定した方がよいです。
ちなみに僕は、最低の5,000円/月としています。60歳まで引き落とせないことを考え、無理して上限ぎりぎりまでをiDeCoに入れ込むのは継続が大変そうだと思ったからです。いずれは掛金の増額を考えていますが、iDeCo以外の投資も行いたいと思ったので、最低額に設定しました。

(4)口座が開設されたら運用開始!掛金を配分する商品を選択する

手続き開始から2ヵ月ほど経過して口座が開設されました。口座開設後、掛金を配分する商品を選択します。
どの商品が一番よいというのは言えませんが、僕は、投資信託の中であれば信託報酬が安いかどうかをポイントに選びました。とにかく運用・利益受け取りの際にかかる手数料をできるだけ低くすることで、より多くの利益を得ることができますので重要なポイントです。
また、商品は1つに絞らず、複数選択することもオススメします。複数選択することで、どれか一つの商品で損がでても、他の商品で利益が出ていれば一つの損をカバーできます。複数の商品で運用するのはとても大切です。

iDeCoをはじめてから変わったこと

iDeCoをはじめてから変わったこととして主に2つあります。
・年末調整後の所得税の還付が嬉しい
・経済ニュースにより興味を持つようになった

まずは、なんといっても年末調整後の所得税の還付額が増えたのは嬉しいです。何度も言いますが、iDeCoの掛け金全額が所得控除の対象になりますので、所得税額が減ります。そして、源泉徴収されていた所得税からの還付額が増えます。年末の入用の時に、ふとお金が返ってくるのは嬉しいものです。

また、iDeCoで投資信託を運用するようになってから、世界の経済動向により興味がわくようになりました。あたりまえですが経済動向によって自分の資産も変化しますので、世界経済の動きが自分事のように気になるようになりました。興味がわくと勉強するようになるので、経済にも多少詳しくなりました。

まとめ(iDeCoは投資初心者にもオススメ)

まとめます。
iDeCoは老後資金形成のための自助努力であることはもちろん、投資初心者が投資・資産運用を勉強するためにもオススメの制度だと思います。
はじめようか迷っているひとは、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。生活状況の急な変化で、毎月の拠出が難しくなった場合は、一時的に拠出をストップすることもできます。無理のない範囲で、iDeCoを上手く活用しながら、節約、貯金、投資を楽しんでみてください。

・・・

最後までお読みいただき、ありがとうございます。今回の記事がすこしでも「いいね!」「参考になった!」と思っていただけましたら、スキや記事の購入をしていただけますと嬉しいです。

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が参加している募集

#私のイチオシ

50,822件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?