見出し画像

令和4年12月20日の昼飯


本日、食したカップラーメンはこちら!

東洋水産
マルちゃん
「ごつ盛り コク豚骨ラーメン」
麺90g大盛

だぁぁぁぁぁぁ!


早速! いただきます!
はい! 今日もごつ盛りイ~ィ~ィ~ィ~ィ~ィ!

またかよ!
またですwww

でも、これで打ち止めぇ~♪
とんこつ味のストックも全て食べ終わりました。

明日は何にしようかなぁ。

というか、企業の人たちってしっかりとエゴサーチしているのね。
私のインスタにマルちゃんからイイネをされていました。
この前はヱスビー食品さんからコメントも。
やっぱり、評判を常にチェックしてるんでしょうね。

ということで、私もエゴサーチ!
「ぺんぺん草のすけ」

……
……
……

自分が書いているブログや小説しかないやんけ!

ということで、今日は「イ~ィ~ィ~ィ~ィ~ィ」つながりのお話を!

①俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます 一部一章

 タカトとビン子は宿舎裏に荷馬車を回す。
 そこには、宿舎に寄り添うようにレンガ造りの倉庫が一つ立っていた。
 どうやら、その倉庫へと道具を運ばなければならないようである。

 当然であるが、荷馬車から倉庫の中までは人力である。
 だからこの二人は荷おろしの作業が嫌いなのだ。
 荷馬車へと道具を詰め込むときは権蔵が手伝ってくれたが、降ろすときにはタカトとビン子だけなのである。
 いわずもがなタカトにいたっては戦力外。
 となれば、ビン子一人で頑張ることになるわけだ。
 でもさすがに一人では時間がかかりすぎる。
 しかし、やらないと終わらない……
 ということで、今日もまた、ビン子が一人せっせと往復を始めた。
 そして、また、当たり前のように、タカトは荷馬車の上で荷物を持ち上げるふりだけを始めるのだ。
 とはいえ、この風景はいつもの事。
 だから、みかねた守備兵たちがビン子の荷物運びの手伝いを買って出てくれるのである。

 荷物を降ろす若い守備兵が、並ぶビン子に声をかけた。
「ビン子ちゃんて、働き者だよね。将来、いい奥さんになるよ」
「本当ですか」
「保証するよ。なんなら俺の奥さんにならない」
「それは断固お断りしますw」
 ビン子は笑いながら即答する。

 守備兵は残念そうに微笑みながら、重い道具に手をかけてよいしょと腰を入れる。
「そうか残念。彼氏がいるんだ」
 そして、両手に抱えるだけの荷物を持って歩き出した。
 権蔵よりも運ぶ量がめちゃめちゃ多い。
 さすがに現役の守備兵。頼りになりますなぁ。

「そんなのいませんよw」
 笑いながらビン子は手を振った。
 しかし、何かが気になったのだろう。
 チラッとタカトの様子を伺った。

 そんなタカトは、別の守備兵と共に大きな防具を運んでいた。
 手伝うために集まってきた守備兵たちに首根っこを掴まれると、無理やり一番重い荷物を運ばされていたのであった。
 まぁ、これは守備兵たちの、ていのいいイジメである。
 いつも荷降ろしをビン子に押し付けてサボっているタカトを懲らしめるためにワザとしているのだ。いわゆる教育的懲罰というやつである。
 だが、これで反省してくれればいいのだが……

 タカトと伴に運ぶ守備兵が怒鳴り声を上げていた。
「こらっ、タカト! ちゃんと腰をいれんか!」
「いれてますよ!」
「じゃあ、なんでふらつくんだよ!」
「俺は、か弱いんですよ。少しはいたわってくださいよ……」
「そうか! だったら後で優しくお前のケツをいたわってやるよ!」
「助けてぇぇぇぇ! ビン子ちゃぁァァぁん!」
 そんなタカトの泣きさけぶ声が倉庫の前の門前広場にひときわ大きくとどろいていた。

 えっ?
 なんで守備兵たちがタカトを手伝っているんだだって?
 さっき女子学生のスカートめくりの犯人を捜すために広場にかけ出していったはずじゃなかったのかだって?

 す……鋭い……
 いやだなぁ~、忘れていませんよ! 旦那! ちゃんと覚えていますって!

 なら、どうして守備兵たちが戻ってきているんだよ?
 それはね、犯人が見つかったんですよ! 犯人が!
 うん? 犯人はタカトだろって?
 まぁ、確かにタカトではあるが、守備兵たちが納得すればそいつが犯人なわけですよ!

 ということで、時間を少々早戻し! ポチッとな!
 ほんの少し前、広場でスカート捲りの犯人を捜していた守備兵たち。
 その広場の片隅から沸き起こる子供たちの大きな声援に混じってわざとらしい声が聞こえてきた。
「ハハハハハ! 仮面ダレダー! 今日こそお前の最後だ!」
「何! ツョッカー!」
「さぁ、やっておしまい! 戦闘員!」
 ……
 ……
「どうした! ツョッカー! 今日は戦闘員はいないのか?」
「ちょっと待って! ちょっと! え? 何? 遅刻? 戦闘員が遅刻しているって?」

 はぁはぁはぁ
 走りつかれたのかフラフラとしながらステージに駆け寄る黒い影。
「はぁはぁ……す……すみません……お……遅れました……イ……イィ……」
「お前ちょっと遅いよ、今何時だと思ってんの? 首領に言いつけるよ!」
「イッィィ! ちゃんと首領には挨拶してきましたよっ!」
「えっ? 首領、遅れるってこと知ってんの? なら、連絡してよぉ~」

「あのぉぉぉ、ツョッカーさん、俺、そろそろ必殺技出してもいいでしょうか……」

「あっ! ごめん! ごめん! いいよやっちゃって! 行け! 戦闘員!」
「イィィィィィ!」
「仮面ダレダー! ダブルタツマキ!」
 ということで、ステージの後ろに備え付けられた大きな扇風機がぐるぐると回りだした。
 戦闘員がさながらバレエのピルエットを舞うかのようにクルクルと回りだす。
 舞い上がる戦闘員のスカート。
 って、戦闘員ってスカート履いていたんですか……履いていたんです!
 だって、土手の上を走っていたのは女4人組(一人オッサンを含む)なんですから。

「イ~ィ~ィ~ィ~ィ~ィ!」
 クルクル回る戦闘員がステージの脇に消えた瞬間、ステージを取り囲む子供たちから歓声がおきた。
「貴様を逮捕する!」
「へっ? とっつぁん?」
 ステージに立つ仮面ダレダ―は呆然と自分の両手を見下ろしていた。
 そう、必殺技ダブルタツマキを出し終わった仮面ダレダ―の両手には守備兵によって手錠がかけられていたのであった。
「貴様を女子学生スカートめくりの現行犯で貴様を逮捕する!」
 えええぇぇ!
 あの戦闘員女子学生だったんですか!
 って、ことで、万事解決したわけなんです。

 第62話 第六の騎士の門(10) より


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?