見出し画像

令和4年12月29日の昼飯


本日、食したカップラーメンはこちら!

NISSIN
4種の具材が入った
日清のどん兵衛
「肉だしうどん」
あっさりおだしがおいしい

だぁぁぁぁぁぁ!


早速! いただきます!
今年も残すところ、あと3日。

あっという間に1年が経ちました。
でも、明日も仕事……の予定。

なのだが!

会社には誰もいないはずなのだ。
そう、私一人!
フリーダム!
もう、こうなれば無双! 夢想! 夢精!
心をスッポンポンにしたフリーダムガンダムとなって部屋中を駆け回ってやりますわ!
(あくまで予定)

いやいや……緊張しろよ……
明日は来客予定があるだろうが……
さすがに、お客さんがコンニチハ~って来たときに、俺の愚息がコンニチハ~♪では、さすがにシャレにならんでしょ。

あっ、ちなみに愚息は、人間の息子ですからね。勘違いしないようにwww
そう、今、学校は冬休みなんですよぉ~

ということで、今日は「緊張しろよ」つながりのおはなしを!

①俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます 一部一章

 遠くに見える駐屯地は要塞化していた。
 それは融合国とは別の国である兵器の国の職人に依頼して作られた代物である。
 高く厚い城壁がその内部を取り囲み、魔物が侵入してくることを防いでいた。
 その四隅には高い見張り台が配置され、魔物の進軍をすぐに察知できるように常に警戒している。
 そんな城壁の上に数多く配置された大型の連撃弩や投石車が、空を飛ぶ魔物である空魔に対抗する。
 そして、駐屯地全体の床は固い石が敷き詰められ、土中からの魔物の侵入に備えていたのだ。

「えー、まだつかないのぉ」
 先ほどの緊張はどこに行ったのやら、すでに気が緩み、ふてくされているるタカト君。
 先ほどからピリピリしているヨークは、
「おいおい……いくらここが聖人国のフィールドといっても、ここは門外のフィールド、戦場だぞ。もうすこし、緊張しろよ……」と、あきれる。

 だが、タカトは気づいたのだ。
「よくよく考えれば、兄ちゃん一人の護衛ですむんだから、そんなに危険はないってことだろう」
 しかも、この兄ちゃん、さっきからメルアという女の事ばかりが頭にある様子。
 ということは、あっちは凄いのかもしれないが、腕は大したことないのかもしれない。
 なんだかバカにされたような気がしたヨークは、すかさず大きな声で返した。
「あのな! 俺はこれでも結構強いんだよ!」
「うそくさぁー。ところでヨークの兄ちゃん、おっぱい好き?」

 タカトの予想外の質問に、ヨークは拍子抜けした。
「おっ、おう。俺も一応、男だからな」
「ねぇねぇ、メルアっていう女の人も巨乳なんだろwww」
「メルアかぁ~。まあな、巨乳といえば巨乳だなwww」
「やわらかい?」
「やわらかいぞwwww」

 タカトはビン子をちらっと見ながら
「いいなぁ……やっぱり貧乳より巨乳のほうがいいよな」

「気が合うな少年。俺も貧乳より巨乳のほうが好きだな」
 ヨークもすぐに調子に乗った。
「巨乳だよね! 巨乳ぅ! ねぇ~ヨークの兄ちゃんwww」
 タカトはヨークに自分と似たようなものを感じて、さらに親近感を覚えたようだ。
 まぁ、二人ともエロエロ大王だもんねぇ~って、違うかwww

 ここでいつもなら「私のは貧乳じゃない! ただの成長期なの!」とばかり、ハリセンが飛んでくるのだが……
 先ほどからビン子は真剣な面持ち。
 じゃれあう二人をよそに自らの耳に手を当てていた。
「ねぇ、何か聞こえない?」

「おっ、おっぱいが揺れる音か? いやいや、お前のは貧乳だから揺れないって」
 茶化すタカトは大笑い。

「ふざけないで! やっぱり聞こえる。ヨークさん何か聞こえませんか」
 その瞬間、ヨークの顔つきがサッと変わった。
 傍らのタカトに馬を止めろと命じると、全神経を集中し耳を澄ます。
 かすかな振動音。
 しかし、その音は、徐々に数を増していく。
 ヨークは、咄嗟に上空を仰ぎ見た。
 太陽がまぶしく照り付ける。

 光を手でさえぎった先からは無数の羽音が太陽を背に舞い降りてきていた。

 ヨークはほぞを噛む。
 言い訳がましいが、朝、ピンクのオッサンに殴られて以来、耳鳴りがしてよく音が聞こえなかったのだ。
「ちっ!」

 驚くタカトたち。
「やっぱり出た! ヨークの兄ちゃんがあんなこと言うからだよ!」
「ぐだぐだうるさい! とにかく馬を走らせろ! 駐屯地はすぐそこだ!」
 ヨークは馬を走らせる。タカトも負けじとムチを打つ。

 羽音の正体は、カマキリの魔物カマキガルのものであった。
 大きいものは大の男ほどある。
 そんなカマキガルたちが空一面から滑空してくるではないか。
 どんどん近づいてくる羽音がいやでも背中越しに伝わってくる。

 ――オイオイ! ここはまだ聖人フィールド内だろうが!
 正直、ヨークも焦っていた。
 というのも、その数、おそらく百近く……
 どうして、そんな数の魔物が出てくるというのだ。
 たしかに、ココは門外のフィールド。魔物が出てきてもおかしくはない。
 だが、魔物は魔人国の生き物。聖人世界のフィールドに入ればたちまち殺されると本能的に悟っているのだ。
 だから、よほど腹をすかせていたり迷ったりでもしないと出てこない。野生動物が人間を怖がるようなものである。だから、出てきたとしても数匹程度がせいぜいなのだ。
 ――ならば、このカマキガルの群れ、誰かに引き連れられてきたというのか?
 魔物が進化した魔人であれば、魔物を統率して無理やり連れてくることは可能である。
 だが、先ほどからのカマキガルの動きには不自然さがあった。とても、誰かに統率されているようには思えない。
 どうやら、カマキガルの群れは荷馬車を追っている……いや、個々に誘われているといった方が適当なのだ。

 第81話 いざ、門外へ!(4) より


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?