令和4年4月23日の昼飯
本日、食したカップラーメンはこちら!
明星
「至極の一杯 芳醇コク味噌ラーメン」
スープ極まる
コクうまの雫
だぁぁぁぁぁぁ!
早速! いただきます!
しかし、この合成肉、本当にカップヌードルの謎肉の触感に似ている。
多少の味の違いはあるが、触感はほとんど同じ。
この合成肉は、どこぞのメーカーから仕入れているのだろうか?
何でもかんでも自前で用意するというのは無理筋と言うもの。
まぁ、普通に考えて大豆たんぱくを肉に加工する会社から購入する方が安上がりだわな。
となると、日清が使っている謎肉の製造メーカーから、似たようなモノを明星も仕入れることができたという事なのかもしれない。
しかし、仕入ができるとなると、謎肉人気が出た時に、もっと使うメーカーが出てきてもおかしくはないと思うのだが……
もしかして、使用には何か制約があるのかな?
その制約の期限が切れたとか?
それとも、特許などの期限が切れたのかな?
この予想が当たっているのなら、今後、この謎肉を使うメーカーが増えてくる可能性もあるか。
ということで、今日は「合成」つながりのお話しを!
俺はハーレムを、ビシっ!……道具屋にならせていただきます【カク10+なろう35合計45万PV】ほのぼのスローライフを想像したあなた残念!コレは親を殺された少年と悲劇のヒロインたちの復讐物語…だと思う。
「起きろ。ビン子。朝だぞ!」
「……ムニュムニュ……それは私のエビフリャイ……」
――寝言か!
くそっ!
苛立タカト。しかし、次の瞬間、意地悪そうに口元が弛んだ。タカトの両指がビン子の鼻と口をバランスゲームのパーツのようにそっとつまむ。
うぐぐ
ビン子の白い顔が、みるみる赤く膨らんでいく。
いやらしく笑う目で必死に笑いをこらえるタカトは、頬を膨らませていく。限界を迎えた頬は、時おり、プププと小さな笑い声を漏らしている。
ビン子の膨らむ頬が眠気につぶれた目を横一文字に押しつぶす。いつしか可愛らしい顔が、横綱のようにまん丸くなっていた。
フンガ―!
次の瞬間、ビン子の張り手が、タカトの下顎をクリーンヒット!
「エビフライ! とったどぉぉぉぉ!」
高らかなビン子の勝利の雄たけびと共に、天へと突き上げられる横綱の掌底!
我が生涯に一片の食い残し無し!
っご!
タカトの下あごが白い唾液を引きながら宙を舞った。それに付き従うかのようにタカトの体が後を追う。
「……1・2・3! カン! カン! カン! 試合終了! 試合終了!」
ビン子の枕元にあった目覚ましがけたたましく鳴り響く。
誇らしげに腕をあげるビン子が、その手をそのままに伸びをした。
「もう、死んじゃうじゃない!」
ビン子の金色の目が涙でいっぱいになっていた。
いまだ停止ボタンを押されぬ目覚ましが、ガタガタと騒いでいる。
「ガッチュさん! いい勝負でしたね! タカト選手全くいいところなしですね!」
――とっつぁん……俺は負けたのか……
タカトはふらつく膝ひざに力を込める。
「って! やかましいわ!」
立ち上がったタカトは、目覚ましを力いっぱいに投げつけた。
「そうですね。ビン子選手の圧倒的な美しさの勝利で……」
ガっツン!
壁にぶつかった目覚ましの音声は、解説の途中でテレビがプツンと消えるかの如くピタリと止まった。
しかし、一体、誰が目覚ましをこんな音声に設定したというのか。
ビン子がにやりと笑う。
「お前か! ビン子! 俺の大好きなアイナちゃんの『タカト君! 大好き! 大好き! 大好きよぉぉぉぉぉ!』の音声はどうした!」
「えっ? キモイからあんなの消しちゃったわよ」
――何ですとぉぉぉぉ!
その瞬間、タカトの空手チョップがビン子の頭に入った。
「いたぁぁぁぃ!」
「ボケかぁ! あの音声を作るためにどれだけ徹夜をしたと思ってるんだ!」
「いいじゃない。あんなオッパイだけの変態アイドルの合成音声」
「馬鹿か! アイナちゃんは歌もダンスもいけてるんだぞ!」
「分かったわよ。私が代わりに声を入れてあげるわよ。『タカト! 大好き! 大好き! あぁぁ本当に大好きよぉぉぉぉ!』って!」
タカトが白い目でビン子を見つめている。
「お前……アホだろ」
――しまった……私としたことが、ついついいらぬことを口走ってしまった。
ビン子は顔を真っ赤にしてうつむいた。
うぅぅー
ビン子は、少々涙目になりベッドであぐらをかきふくれている。窓から吹き込む爽やかな風が、足を押さえる手の間を通りシャツの前立まえたてを優しく膨らませた。
ビン子は、とっさに両腕で胸を隠し身をよじる。そして、上目遣いうわめづかいにタカトをにらみつけた。
「もしかして、私を襲おうとした?」
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